2016.04.28
土と生きる新しき挑戦者たち
こんにちは。
「SHARE THE LOVE for JAPAN」編集部です。
大地にやさしい農業に挑戦する新規就農者の支援。
今年は、北は北海道から南は福岡県まで、
8名の挑戦者が参加してくれることになりました。
ここまでご紹介した皆さんのブログ、いかがでしたでしょうか?
バックグラウンドや、就農に至った想い、目指すべき姿も、8人8様です。
しかし8人の話を聞く中で、いくつかの共通点や農業の秘めた可能性も見えてきました。
■地域を守る・次世代へ繋ぐ使命感
阿部正臣さん、天野圭介さん、田畑勇太さん。彼らの口から出てくる「限界集落」「中山間地域」という言葉。その土地が抱える人口減少や、農業の担い手不足といった課題を乗り越えて、次世代へどう受け継いでいくか。その役割を果たすべく今自分に何ができるか。常にその使命感と共に農業と向き合っています。
■望む生き方を実現出来るのが農業
自然の中で感じるゾクゾク感の中で生活をしたかったと語る北川美帆さん。景色の圧倒的な美しさに心奪われここで暮らそうと決めたという田畑さん。先に決めた移住の地で生きていくために、農業を選んだと言います。繁昌知洋さんも望んだのは自然の中で仕事をする生き方。自分の望むライフスタイルを叶えるために、農業を選ぶという視点がありました。
■農業以外の分野からの転身
聞いて驚いた前職は、北川さん「15年勤めた国際線の客室乗務員」、高橋佳奈さん「金融・ベンチャーキャピタル」、渡辺博之さん「映像制作の世界で20年」。農業とは真逆とも思えるような世界から、一念発起で農業に挑戦した人が多数。八兒美恵子さん、田畑さんのように、大学を経てそのまま農業の道へ進んだという方もいます。
■紡ぎたいのは農業だけじゃない
皆さんの語る夢の先にあるのは、決して農業だけではありません。有機農業を軸として、徳島の伝統やものづくりの継承も自身の責務と感じている阿部さん。「自分の田畑の土だけでなく、まわりの環境も改善していけるように」森や木々を育てる活動にも力を入れる天野さん。北海道の渡辺さんは、農業と林業と漁業を繋げたいと野望を話してくれました。
皆さん、恐れや不安より、挑戦への高揚感や楽しみの方が大きいと言います。
それぞれの地域で、それぞれの想いが、どんな形に醸成されていくのか。
土と生きる8人の日々の姿をお届けしていきます。どうぞお楽しみに。