2022.12.26
新規就農とSHARE THE LOVE for JAPANに参加させていただいた一年を振り返って
念願だった新規就農が叶った一年目。自然栽培米に初挑戦し、SHARE THE LOVE for JAPANにも参加させていただき、畑も拡大して、改めて挑戦の年だったんだと思います。挑戦者という言葉にするとなんだかカッコいいですが、実際はそんなに格好いいものではなくて、しがみついてはずりずりと滑り落ちる泥の坂でも登っているような感じでした。
異常気象の影響もありましたが失敗の連続で、就農計画やらアルバイトだったり子どもの送迎にヤギのお世話にと、思うように作業ができずに歯がゆい思いもしたりしながら、なんとか滑り落ちていないことに感謝です。妻の頑張りや子どもにも我慢をしてもらってなんとかやれている、一人ではできないということを改めて認識しなければいけないですね。
SHARE THE LOVE for JAPANさんには多大な援助も頂いた上にブログを発表する場も提供いただきまして感謝申し上げます。そして大地にやさしい農家さんたちは人にも優しい方が多く、この出会いを次につなげて、私が役に立つかはわかりませんが、前向きな連携をとっていけたらと思います。
来年の課題は収穫量を確実に上げることで、播種しては消え、定植しては消えていく圃場でどうするべきか。冬の間にじっくり考えたいと思います。おいしい野菜を追求していくために団粒構造の土づくりをこれからも挑戦していきます。そして土地の問題やマンパワーの問題はありますが、条件がそろったときには、昔ながらの日本の庭のような畑づくりをスタートしたいと思います。
ブログをご覧いただいた皆様、つたない文章ではありますがお付き合いくださりありがとうございました。
これからもメヘヘ農園をよろしくお願いいたします。
メへへ農園
HP https://gobacknature.com
澤村悠行(さわむらゆうこう)
メヘヘ農園
石川県 羽咋市
1978年千葉県生まれ。幼少期、祖父母の暮らす岩手で目にした、動植物が織りなす彩り豊かな原風景を忘れられず、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然農法に触れたことを契機に本格的に就農を決意。移住先の羽咋市で自然栽培を学んだ後、2022年4月「メヘヘ農園」を開業。無農薬や化学肥料不使用を前提条件として、野菜や米の収量を高める道を探索する。将来的には、動物、植物、人間が共存し、化学反応が起きる空間づくりを目指している。