2022.09.18
越冬大豆に挑戦中
越冬大豆を始めようと思ったきっかけが、偶然越冬したとある会社の大豆を頂いて食べてみたところ甘くておいしかったからです。近所の方にも評判がよく、大豆も残っていたので簡単にできると思い込んで蒔いてみました。一般的に大豆は11〜12月頃に収穫しますが、越冬大豆は、その時期に収穫せず畑にそのまま残して冬を越して3月頃に収穫します。結果は2a程蒔いて収量は一握りほどでした。。翌年も蒔いてみましたが、結果は変わらず。
それでも続けているのは種の適応能力をある程度実感していましたし、偶然にせよ一度はできているのですから、何らかの条件があるはずだと考えたところ、偶然越冬した年は雪が結構積もっていたなと思い出しました。今年の冬はちょうどよく雪が多かったので、三年目の挑戦は確かに収量は増えましたが、せいぜい一握りの三倍くらいで食べるにも至りませんでした。そして四年目。
実のつきは例年よりもいい感じです。越冬させたらどうなるかはわかりませんが、年々成長していくのがうれしくて、ずっとできないかもしれないですけど、いつかできるかもしれないので私は希望を託して続けていきたいと思います。
(大豆は土寄せが大変なので、今年からセルトレイでわざと徒長させてじゃがいもの後の畝に深植えしています)
(今年は不調な野菜が多い中オクラは去年と同じくらいに育ってくれました。土作りもあるんだと思いますが、この種は農業塾から受け継いだもので無肥料栽培七年目くらいなので種の力もあるのでしょう)
メへへ農園
HP https://gobacknature.com
澤村悠行(さわむらゆうこう)
メヘヘ農園
石川県 羽咋市
1978年千葉県生まれ。幼少期、祖父母の暮らす岩手で目にした、動植物が織りなす彩り豊かな原風景を忘れられず、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然農法に触れたことを契機に本格的に就農を決意。移住先の羽咋市で自然栽培を学んだ後、2022年4月「メヘヘ農園」を開業。無農薬や化学肥料不使用を前提条件として、野菜や米の収量を高める道を探索する。将来的には、動物、植物、人間が共存し、化学反応が起きる空間づくりを目指している。