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2022.08.28

土づくりについて 4

前回は私が実践している菌ちゃんファームさんの土づくりのやり方について書きましたが、今回は、この土づくりで私が個人的に感じている問題点についてです。

まず注意点ですが、冬場はこの土づくりをしても何も起きません。それは糸状菌の活動温度帯が20℃~40℃で冬場には活動できないためのようです。私は一番最初に始めたのが真冬のハウスで、ぜんぜん育たずにあきらめるところでした。

・種で植えるとダンゴムシに食べられてしまう。(特に雑草をのせた場合だと思いますが、ダンゴムシの格好の住処になるのかマルチの中はダンゴムシだらけで、芽が出たところをダンゴムシに食べられてしまいました。去年は大根がほぼ全滅です)

・固い草をかき分けて植えるのが非常に大変です。(私は最初はやる気満々でこれでもかと草をのせたので、定植する時に心が折れそうになりました。5㎝程度に抑えておくのがよいかもしれません)

・草を刈って、運んで(刈ってからしばらく経ってからのほうが良いと思います)、畝の上にのせて、その上に土を草が見えなくなるくらいにうっすらとのせて、マルチして重りをのせて、という作業が大変。(一人でやるとため息が何度も出ます)

・弱った野菜(だと思うのですが)は、菌糸に淘汰されます。糸状菌はもののけ姫で言うシシ神様のような存在で、生きるべきものには活力を、死ぬべき者には死を与えます。

・ハーブ類は育たないものがけっこうあります。バジルは大丈夫でしたが、ディルは枯れてしまいました。これは糸状菌との相性かもしれません。

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(畝にのせる固い草。河原の草を使うと、河川の草刈りが楽になるし、河原の見栄えが良くなるので町の方々にも喜ばれます)

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(草はのせすぎないように。こちらは水のつく畑だったので、溝は二重にきってホダギと炭を入れてあります)

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(畝の完成形。ここまでやるのが大変です)

固い草以外にも、もみ殻や竹チップ等でも可能なのですが、もみ殻が扱いやすいと感じます。ただ、そのままでは水をはじくので最低2か月、できれば半年くらい雨ざらしにしてから投入するとよいそうです。半年くらい雨ざらしにしたもみ殻はすぐに菌糸がつく感じがします。

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(こちらも同じ畑で自然栽培2年目です。マルチも使っていません。畝はすべて鍬で作りました)

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(昨年の写真ですが、オクラは2m50cmはありました)

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(昨年のナスは豊作でしたが(写真)、今年は全然ダメです)

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(トマトはハウスから持ってきたサビダニが悪化してこのあと枯れました)

長々とお付き合いいただきありがとうございました。まだ話したいこともありますが、これにて土づくりについては終わりにしたいと思います。最後に大事なこと、私は吉田俊道さんに直接習ったわけでもなく、オンラインセミナーは受けましたが、独学に近いので、詳しくは吉田俊道さんの動画や書籍をご参照くださいませm(__)m


メへへ農園
HP https://gobacknature.com

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澤村悠行

澤村悠行(さわむらゆうこう)
メヘヘ農園
石川県 羽咋市

1978年千葉県生まれ。幼少期、祖父母の暮らす岩手で目にした、動植物が織りなす彩り豊かな原風景を忘れられず、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然農法に触れたことを契機に本格的に就農を決意。移住先の羽咋市で自然栽培を学んだ後、2022年4月「メヘヘ農園」を開業。無農薬や化学肥料不使用を前提条件として、野菜や米の収量を高める道を探索する。将来的には、動物、植物、人間が共存し、化学反応が起きる空間づくりを目指している。

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