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2022.05.27

人間も多様性を

自然栽培を学んでいく中でいろんな方に出会いましたが、こだわりの強い方が多いように思いました。マルチを使いたくないとか除草剤を使うのを毛嫌いする等々。かくいう私もそういうきらいがありました。

環境問題は確かにあるのかもしれません。だけど、それよりも農業をするものとして慣行農家さんとも仲良くしていくことのほうが大事なんじゃないかと思うのです。理想かもしれませんが、その先にこそ、環境保全型の農業の明るい未来が見えてくるのではないかと。だって日本の農業はほぼほぼ慣行栽培ですから、その方たちが動かなければ、いくら信念をもってやろうとも大きくは変わらないんじゃないかと、密かな想いを胸に今日も除草剤散布を手伝ってきました。慣行栽培の農家さんと良好な関係を築き、自然に寄り添った栽培方法の良さを知っていただき、あわよくば少しずつでも有機栽培や自然栽培にシフトしてもらえたら嬉しいなと思っています。

先輩農家さんの言葉ですが、『「土壌微生物の多様性を」と言うわりに人間の多様性を見失っているんじゃないか』と。いろんな農法があっていい、いろんな人がいていい、だからこそ自然な抑制のきいた安心な世界が広がっていくのではないか。信じるべきは農法ではなくて人間の良心だと。とても大事な言葉だと思いました。

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(先輩農家さんと一緒に自然栽培米の出芽苗からの育苗をしています)

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(何も育たなかった畑でようやく作物が育ってきました)


メへへ農園
HP https://gobacknature.com

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澤村悠行

澤村悠行(さわむらゆうこう)
メヘヘ農園
石川県 羽咋市

1978年千葉県生まれ。幼少期、祖父母の暮らす岩手で目にした、動植物が織りなす彩り豊かな原風景を忘れられず、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の自然農法に触れたことを契機に本格的に就農を決意。移住先の羽咋市で自然栽培を学んだ後、2022年4月「メヘヘ農園」を開業。無農薬や化学肥料不使用を前提条件として、野菜や米の収量を高める道を探索する。将来的には、動物、植物、人間が共存し、化学反応が起きる空間づくりを目指している。

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