SHARE THE LOVE

2018.12.13

苗木植え付け

早いものでもう12月です。
梨の収穫を終え、ここのところ何をしているかというと、
桃の若木の管理・苗木の植え付け・梨棚補修・梨剪定
そしてりんごの収穫出荷といったところをやっています。

梨の苗木の植え付けは、枯れてしまった木を倒し、
そこに数本、新たな品種の植え付けをおこないました。
枯れてしまったのは、土壌の状態がよくなかったためと思われます。
そのため、牛糞(えさに抗生物質が使われていないもの)を撒き、
ヨーグルト資材を散布した上で植え付けました。
ヨーグルト資材は、この後も土壌改善のため定期的に散布しようと思います。

ヨーグルト資材に関して、
SHARE THE LOVE for JAPANで発行している冊子でも触れられていますが、
これを使用することで次のような効果があると言われています。

・日持ち向上(カルシウム分が老化を抑える)
・糖度向上(カルシウム分が果実への糖の移転を促進する)
・殺ダニ効果(油分によりダニを窒息させる・減農薬につながる)
・紋羽病(もんぱびょう)改善(微生物が増えることで土壌環境改善)
・硝酸性窒素削減効果
等です。

またこの資材は、期限切れの牛乳を原料としているので、資源の有効利用にも繋がります。
詳細はこちらを参照してください。

果樹栽培は、自分が聞いている範囲でも多くの人がさまざまな肥料・資材を試しています。
何が優れているのかは正直よくわかりませんが、日々勉強です。

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(植え付けた梨「凛夏」。すこしずつ土壌改良していきます)

challenger

佐藤辰彦

佐藤辰彦(さとうたつひこ)
福島県 福島市

1976年福島県生まれ。大学、大学院と経済学を学び、首都圏で会社員として働く。東日本大震災後、困難な状況にあった福島にたびたび帰省する中で、実家の「佐藤果樹園」を継ぐことを決意。アグリイノベーション大学校で有機農業と養蜂を学んだ後、2017年にUターンした。

写真家の眼 佐藤 辰彦

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