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2018.07.13

マルシェ

今年もマルシェへの出店回数が増えてきました。マルシェへの出店は昨年15回、今年は6月までで6回を数えます。一番多く出しているのが、毎週日曜日に福島駅東口広場で開催されるGoodDayMarketです。ここに多く出す理由としては毎週開催というのが大きいです。そのためリピーターを獲得しやすいですね。その他は知人からの出店オファーをいただいて下北沢・新宿・仙台でのイベント等で出店させてもらったことがあります。

そもそもなぜマルシェ出店を始めたのかというと、自分の新規事業であるはちみつ販売のためです。はちみつは対面で試食してもらい、味を確かめてもらったうえでないとなかなか販売を伸ばすのが難しい商品なのです。市場で流通しているはちみつが、良いものとそうでないもの(「純粋」と名乗っていても「本当にそうなのかな?」と思われるもの)が混在しており、また、純粋なちみつは一期一会の天然ブレンドで、採取日によって味が異なるため(第4回ブログ参照)、食べてみないと違いが分かりにくいのです。

初めてのマルシェ出店の時は、慣れないことで緊張しましたね。ただ自分ですべて手掛けて作った商品が初めて売れた時の喜びは忘れられませんね。最近は、マルシェでは自分で生産したものだけではなく、店としての魅力をより出すために、季節の売れそうなものを信頼できる仲間内の生産者から仕入れて販売もし、普段の農作業とは違う場で、気分転換しながら楽しみながら販売しています。最近の嬉しいことは、出店を重ねた効果もあり認知度があがり、試食をすすめても、「おいしいのは知っている」と試食なしでも買ってくれるお客さんが増えてきたことですね。

はちみつ事業は果樹と比較してかなり小さな事業で、ゆえにマルシェ販売自体、売上としては必ずしも大きくない販路なのですが、忙しい農作業の合間、今後も楽しみながらやっていきたいと思います。

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(先日出店したGoodDayMarketでは、はちみつ、そして今が旬のさくらんぼ、小梅を仕入れて販売)

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(昨年11月の下北沢あおぞらマルシェでは、はちみつ、りんごやお米などを販売)

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佐藤辰彦

佐藤辰彦(さとうたつひこ)
福島県 福島市

1976年福島県生まれ。大学、大学院と経済学を学び、首都圏で会社員として働く。東日本大震災後、困難な状況にあった福島にたびたび帰省する中で、実家の「佐藤果樹園」を継ぐことを決意。アグリイノベーション大学校で有機農業と養蜂を学んだ後、2017年にUターンした。

写真家の眼 佐藤 辰彦

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