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2015.04.24

ワクワクを生みだすお野菜ランドを目指して!!

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皆様はじめまして。
「足柄みなもと農園~わくわくお野菜ランド~」農園主の佐藤友明と申します。
今年挑戦者としてこのブログを通じて、
畑の今と未来を見据えたワクワクするような農のかたちを
発信させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。

足柄みなもと農園の「みなもと」は、2年前の2013年になります。
食べる野菜を自分で作りたいという自給自足的くらしへの思いから、
結婚を機に、僕は横浜、妻は横須賀から同じ神奈川県内の西部、
南足柄市に自家用の畑を求めて移住したことから始まります。

それまでは、地元横浜の農家さんが個人で開いていた共同作業で行う農業体験や、
有機農業講座、区画借りの体験農園での栽培くらいしか経験はありませんでした。
更にそれ以前は、横浜市内で食品卸の営業・配達をするサラリーマンでした。
幼少の頃の砂場遊びや、虫取りやザリガニ釣りをした小学生の頃以来、
まともに土にも触れていない生活をしていたのです。
野菜と言えば、スーパーマーケットや八百屋で売っている物という認識で、
主に消費者でしかありませんでした。

そんな僕が野菜に少し興味を持ち始めたのは30歳も半ばを過ぎてからです。
健康が気になりだす年頃とでも言いましょうか(笑)
体に良いものを食べて若さを保ちたい!
いつまでも元気に生きたいというごく普通の発想だったと思います。
そして自宅のベランダでのプランター栽培から始めたのでした。

今でこそプランター栽培と畑での栽培のどちらが簡単とか
難しいとかではないとわかるのですが、
当時全くの素人の僕は、プランターのほうが簡単だろうとタカをくくっていました。
一応栽培本なども購入し実践してみたものの、実際にはなかなか本の通りにはいきません。
それならば!と偶然目にした農業体験に申し込んだのです。

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実際に体験する農作業は、体力的には問題はありませんでしたが、
聞くとやるでは大違いで大変勉強になりました。

共同での農作業以外にも、
地主さんの直売所の業務も少しですがお手伝いさせていただきました。
足柄みなもと農園は自然栽培がベースではありますが、
慣行農業を体験できた週末農作業のこの1年間は、
今でも貴重な経験として生きていますし感謝しています。

農地を借りてからは、生い茂る草を刈り、
10年以上使われていなかった土地を一から耕して、
まともに植付が始められたのは2013年の秋。
翌年2014年は春に植物性有機肥料をしっかりと蒔いて耕し、
やっと少しづつ収穫が出来るようになりました。

栽培管理も、耕す方法と、耕さない方法を試し、
刈り草も敷いてみたり、土を露わにしてみたり、草をあえて残したり、
肥料も植物性の有機肥料のみを使用する場所、
豚糞肥料をメインで使用する場所をつくってみたりと、
栽培方法や使用する肥料の使い方を畑の中で場所を分けていろいろと試してみました。

勿論、そんな風にいろいろやっていますと上手く出来ない野菜も沢山出てきます。
そんな時、野菜には申し訳ありません!と謝ります。

しかし、僕にはそれが貴重な経験をさせてくれていると感じます。
この思う通りにいかないことこそが自然というものだ!
と感じさせられることもあります。
そもそも自然とはどういうことなのだろうか?と思うこともよくあります。
結果として、これまで試行錯誤を通して、失敗も成功も全て
ワクワクとして僕には変換されて返ってくることがわかりはじめてきました。
そんなワクワクはこれから少しづつ書かせていただきますね。

足柄みなもと農園~わくわくお野菜ランド~の理念でもあります
・既存の農業という観点に捉われない自由奔放さ
・視野を広げた農の在り方
・守るだけではなく新たな価値観を生む
といったところを今年は見据えて農活をして行きます。
あらためまして今日から1年間どうぞよろしくお願い致します。

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 千葉治
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

佐藤友明

栽培も種もワクワクが基準!
佐藤友明(さとうともあき)
神奈川県 松田町

無農薬の自然菜園として足柄みなもと農園~わくわくお野菜ランドを運営している。2013年に夫婦で就農。1972年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 佐藤友明

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