2018.10.19
学び続ける!
西日本〜関東にかけて強烈な雨風が猛威を振るった、9月末の台風24号でしたが、
今回は愛媛県でもダメージが大きく、当農園でも、
もうちょっと引っ張りたかった夏野菜たちが一気に終了となりました。
でも秋冬作は無事だったので良しとします!前向いていきましょう!
(10/9現在のニンジン畑。太陽熱養生処理の期間は短かったですが草対策にはなったようです)
今回は現在私が参加している「なんよ農業研究会」について少し紹介します。
この研究会は南予(愛媛県南部)で有機農業に取り組んでいる方や、
これから取り組もうとしている農家の方、流通に携わる方も含めて
30名ほどのメンバーで構成されているグループで、
BLOF理論(「Bio Logical Farming」の略で生態系調和型農業理論のこと)の
小祝政明先生を講師にお迎えして、昨年から活動を行っています。
定期的に集まり、メンバーの圃場見学と座学での振り返りをして検証をしていきます。
(東予〔愛媛県東部〕有機農業研究会との合同勉強会。東予のメンバーはレベルが高く、
圃場見学は強烈な刺激を受けます。キレイなニンジン畑!)
昨年このグループに参加するまでは、継続的な研修の場がなかったため、
就農前の「土佐自然塾」で研修時代に学んだことを元に試行錯誤を繰り返すという状態で、
なかなか思うほどの結果が出ずに悶々としていました。
しかしそれではいけないと、昨年からこの研究会を通してなるべく多くの学びの場に参加し、
様々な技術情報を得た結果、今度はその都度ブレブレになる自分がいました。
「種は?肥料は?資材は?機械は?品目は?」どの選択をしていくかが
農園のアイデンティティーにつながるので、コロコロ考えが変わる自分に
嫌気がさしたりもしました。
今は「『キレイ』で『美味しい』野菜を作る」のがうちの目指すところなので、
新たな技術や考え方にも常にアンテナを張りながら、
自分が納得出来る野菜を作るために色々試行錯誤し続けていけばいいのだよな、
という結論だけ見れば当たり前の結論に至りました(笑)
凝り固まりすぎずに、柔軟に、飄々と、地にやさしい農業を志す農家の一人として、
輝ける未来が描けたらいいなと思っています。
こんな私ですが、今後とも皆さんよろしくお願いしますね!
大島雄(おおしまゆう)
愛媛県 宇和島市
1981年東京都生まれ。大学卒業後、住宅設備メーカーに就職。松山に配属され9年間営業職として働く。その間に愛媛育ちの千春さんと結婚。退職後、故山下一穂さんが主宰する土佐自然塾で学んだ後、2014年、千春さんの故郷近くの宇和島市で「オオシマ農園」を開く。