SHARE THE LOVE

2018.05.04

有機的なつながり

4月13日に、東京にてSHARE THE LOVE for JAPAN、2018年の挑戦者キックオフミーティングがあり、他の挑戦者の方々やスタッフの方々と顔合わせをしてきました。
ホーム感というか、初めて会った気がしなくて、懇親会でも農業話に花が咲き続けました。

今回のプロジェクトに参加することになって良かったこととして、
農業の道で同じ志を持った方たちとつながれた、というのが非常に大きいです。
世の中がオーガニックだとこれだけ盛り上がってきている一方、
地方の一地域では、営農レベルで有機栽培に取り組んでいる農家が近くにいないケースが多いと思います。僕の地域でも、隣町など近接地域に有機農家は点在しているのですが、なかなか横のつながりがないのが現状です。

畑で一人悪戦苦闘している時って、なかなか孤独の殻にこもりがちです。
地域の方や畑の周りの方々は、いつも声をかけて下さったり、気にかけて下さったりと、とてもありがたい一方で、それを勝手にプレッシャーに感じてしまう自分がいたりもします。(本当に地域の方々にはお世話になりっぱなしで、感謝してもしきれないのですが、それはまた別の機会に…。)特に就農した最初の頃は、研修でやっていた通りにやっても全然うまくいかない中で誰にも相談出来ず、途方に暮れることもしょっちゅうでした。

そんな時奮い立たせてくれたのは、研修時代に共に畑で汗を流した仲間の存在でした。
(SHARE THE LOVE for JAPAN参加農家の、阿部正臣さん北川美帆さん田畑勇太さん東樋口正邦さん藤原直樹さんは、私が研修した土佐自然塾で出会った仲間です。)
たまに集まると、それぞれの就農先での状況や情報交換をしては、新たなアイデアやモチベーションを胸に帰ってきて、また畑に向かう。ということを繰り返してきました。
有機で取り組む農業の厳しさも意義もわかっている仲間たちと、経験を共有できたおかげで、何とか今まで信じた道を続けてこられたのかなと思います。

そんな経験や想いを共有できる仲間の関係に、今回の挑戦者の皆さんともなっていきたいですし、さらにこのプロジェクトに関わる開拓者先駆者の農家の方々とも積極的につながらせていただくことで、自分の視野をより広められたらと思っています。

そんなことを考えて、ワクワクしてニヤニヤして、夜遅くにブログを書いている僕でした。

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(現在絶賛出荷中の春キャベツ。割れる前に収穫を急げ!)

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(スナップエンドウとソラマメ。スナップエンドウ、もう少しで収穫です!2年ぶりに今年は収穫できそう。)

challenger

大島雄

大島雄(おおしまゆう)
愛媛県 宇和島市

1981年東京都生まれ。大学卒業後、住宅設備メーカーに就職。松山に配属され9年間営業職として働く。その間に愛媛育ちの千春さんと結婚。退職後、故山下一穂さんが主宰する土佐自然塾で学んだ後、2014年、千春さんの故郷近くの宇和島市で「オオシマ農園」を開く。

写真家の眼 大島 雄

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