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2018.09.15

出穂(しゅっすい)

稲のササニシキが出穂しました。
出穂とは、田んぼ全体の5割程度の穂が出た状態をいいます。

米作りは、今年で2年目です。今年は、代かきの失敗で草の芽が残ったまま田植えをしてしまい(代かき中はこのくらい残っていても大丈夫だろうと思っていましたがダメでした)、「コナギ」という草が大量に発生しました。

水稲の除草は、田植え後1ヶ月が勝負だと言われていますが、春夏野菜の管理作業が忙しく除草のタイミングを逃し、除草に入った時には時すでに遅し、草が大きくなっていました。
手押し除草機と、手取りで除草をしましたが、あまり取れず、半分は諦めていました。「この草で稲が負けないだろうか?」と毎日ドキドキしながら管理をしていましたが、なんとか負けずに出穂しました。

稲は結構強いものです。どのくらいの量の草で稲がどうなるかなど、経験してみないと全く分からなかったので、すごく勉強になります。米作り1年目の去年は、除草はうまくいったのですが、9月の上旬の時期から冷夏・長雨で発生しやすいとされる「いもち病」になり収量が落ちました。

まだまだ油断できません。引き続き、管理をしっかりしていきたいです。

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(出穂したササニシキ)

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大島和行

大島和行(おおしまかずゆき)
栃木県 塩谷町

1981年栃木県生まれ。文化服装学院卒業後、花の生産農家、ディズニーランドの造園などの仕事につく。インド旅行ではマザーテレサの施設でボランティアも経験。有機農家での1年の研修を経て、2017年、故郷の栃木県塩谷町で「大島農園」を開く。約50品目の野菜と米を作る。

写真家の眼 大島 和行

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