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2019.11.01

台風にハウスを飛ばされた「今」、直面している現実と不安を共有します

挑戦者ブログに参加させていただいている間に、2回も台風の記事を書くことになるとは…台風怖かったですね。残り数回の貴重な投稿枠を使うのは惜しいですが、私が「今」直面していることをみなさまにお伝えしようと思います。

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(飛ばされたハウス正面)

2019年10月12日(土)に関東を通過した台風19号によって、父の資材ハウスが飛ばされました(前回の台風被害はこちら)。資材だからまだ良かった…ではなく実情はその真逆です。作物の金額より、資材の金額の方が高いからです。

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(飛ばされたハウス右側)

台風一過の翌日は雨予報でしたので、自分の仕事を投げ出して父と応急処置に向かいました。唯一良かったことはこれを機に、私のお片付けモードが発動しハウス内のゴミを一掃できたことです(^^)♪

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(飛ばされたハウス左側)

これだけパイプが曲がってしまうと修復は不可能です。ハウスの半分を解体してから新しいパイプを購入して、元に戻すしかありません。自分で直したら十数万円、職人に頼めばその倍はかかります。
単価の安い野菜の売り上げから生活費を捻出し、さらにこの修理費用を工面する…考えるだけで苦しくなります。

この激しい気候変動に対し、家族や作物を守りながらどう次の世代にバトンパスしていくか、考えさせられる出来事でした。
各地で被害に遭われた方々の一刻も早い原状復帰を祈るとともに、今この時も日本へ迫る台風に備え、みんなで乗り切りましょう。

challenger

大平成晴

大平成晴(おおひらまさはる)
大平農園 / おーべーファーム
神奈川県 鎌倉市

1992年神奈川県生まれ。約40年前、消費者の要望を受けた祖父母が有機農業を開始し、CSAの先駆けとなった。以後、会員制の野菜販売を継続している。生産側・消費側 双方の高齢化により「世代交代」も課題に。「町の中の畑」が地域の財産となるような都市農業の可能性を追求し、存在意義を示したいと意気込む。

写真家の眼 大平 成晴

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