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2019.05.14

祖父から畑を奪取したのち、臭いを抑える堆肥作りに着手しました

“自分の畑が欲しい”…農業研修を終え、就農前に実家のゴミ山を4年間片付けながらずっと思っていたことです。
交渉の末、4月にようやく先代(ここでは祖父)から畑を1つ譲っていただけることになりましたー!
この喜びを読んでくださっているみなさまにどう伝えたらいいのか分かりません(^^)
“失敗するチャンス”を得た私は、自分の可能性に興奮しています笑

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(初めての畑♪)

そして土作りに欠かせない堆肥場も手中に収めました!
少し大袈裟に感じるかもしれませんが、世代交代の実際は、先代との闘いでもあるのです。
とはいえ堆肥作りも初めてなので、残渣と堆肥の量、含水率がポイントかなと体感してきた程度です。
連続的な好気性発酵でニオイをできるだけ抑えるために、残渣はトラクターで細かくし、切り返しはほぼ連日行っております。

毎日の貴重な時間を堆肥のために割くことには賛否あるかと思いますが、なにせここは町の中、堆肥作りのニオイは近隣住民への影響が大きいため、私は重要なルーチンワークと考えています。

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(堆肥に残渣を投入)

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(作業後の堆肥)

鎌倉市には、循環型社会の形成を目指すため、市内で発生する剪定くずを堆肥化する植木剪定材堆肥化事業があります。
これまでの残渣とは違う、主原料が枝のこの堆肥をどう完熟させていくか、試行錯誤していきたいと思います!

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(植木剪定材からできた堆肥)

次のブログは5月末頃の公開予定です!

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大平成晴

大平成晴(おおひらまさはる)
大平農園 / おーべーファーム
神奈川県 鎌倉市

1992年神奈川県生まれ。約40年前、消費者の要望を受けた祖父母が有機農業を開始し、CSAの先駆けとなった。以後、会員制の野菜販売を継続している。生産側・消費側 双方の高齢化により「世代交代」も課題に。「町の中の畑」が地域の財産となるような都市農業の可能性を追求し、存在意義を示したいと意気込む。

写真家の眼 大平 成晴

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