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2022.11.11

ソルゴーのあとの人参

みなさんこんにちは!秋晴れの日も続いておりますが、この季節になると収穫祭やマルシェの催しが毎日のように開催されます。あちらこちらからお声がけいただき、ファームの沢山の秋野菜を手に取ってもらえる機会が増え、嬉しくも忙しい日々の秋です。出荷作業に没頭していると、春のカモミール等のハーブやノラボウ菜やタマネギなどのお野菜の準備に手を付けられず、そこに日没の早さが追い打ちをかけ、一人農業の作業バランスの難しさを感じております。

さて、8月のブログに書きました、新しく借りた圃場(元水田)での人参栽培。5月にソルゴーを播種し、7月中旬に土壌にすき込み、太陽熱処理をして、8月に播種した固定種の人参のその後になります。

播種後の降雨の助けもありましたが、ほぼ完璧に発芽した畝と、発芽していない部分が多い畝と、畝によって差が出ました。マルチャーでの畝立時に土壌水分が多く、耕うん過程で小さな土塊ができた箇所が発芽していませんでした。その後は必要な箇所は間引きを行い、順調にスクスクと育ち、収穫を開始しました。

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発芽が悪かった畝は、ほぼ間引きも必要ないくらいの間隔で発芽したので、葉も大きく育っていたのですが、引き抜くと5本に3本が岐根(又根)です。やはり、主根の直下に土塊がごろごろとあったのが、原因だと思われます。ほぼ完璧に発芽した畝は、間引きのタイミングが遅くなったり、間隔が狭かったのか小さく育っている感じ。

“順調に発芽すれば、栽培の半分は成功”とよく言われていますが、発芽したことで一安心して、その後の残りの半分が忙しさで疎かになっていたことは否めず、残りの半分の大切さを痛感しました。土壌環境の大切さ、間引きなど人の手をかけるタイミングなど反省点ばかりです。

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葉もとっても美味しく、これからの冷え込みで根部もますます甘みや美味しさを増していく大好きな人参。引き抜く時のドキドキ感は、根菜ならではですね。綺麗な形であらわれてきたときは、ほっと嬉しくなります。その逆が多い今期ですが。。。

借りている圃場面積の多くが粘土質のために、その圃場でどのような栽培をしていくのか、何ができるのか、難しさや困難に直面することのほうが多いですが、課題をひとつずつ乗り越えていきたいなと心に誓いながら、収穫祭行きの人参を収穫しています。

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lalafarmtable(ララファームテーブル)
HP https://lala.farm/
Instagram @lalafarmtable

challenger

奥薗和子

奥薗和子(おくぞのかずこ)
lalafarmtable
東京都 青梅市

1975年鹿児島県生まれ。12年間フローリストとしてドイツに滞在しフラワーアレンジを学ぶ。自生する植物、蔓、枝、苔、樹皮などを用いた手法を知る中で、自ら自然に近いかたちの草花を育てたいと思い至る。また、彼の地の「五感に訴える野菜」に衝撃を受け、帰国後、2019年4月、「lalafarmtable」を開く。ハーブ、草花、伝統野菜などを無農薬・無化学肥料で栽培。農地に関わる全てが笑顔になれる農業経営を目標に掲げる。

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