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2022.10.28

こぼれ種

みなさんこんにちは!10月中旬に入り、早朝の葉物野菜は氷のような冷たさになっていて、霜の降りそうな寒い秋を感じるような時期になりました。先日まで半袖を着ていたのが信じられないほどです。

端境期を過ぎ圃場の葉物や根菜類も一気に成長が進み、収穫もはじまりました。いよいよカラフルな秋冬野菜の季節到来です。そんななか、圃場のあちこちでこぼれ種から生育したパクチーやチコリーなどの葉物がワサワサとしてきました。

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(こぼれ種から発芽したパクチー)

秋まきのアブラナ科やセリ科のお野菜やハーブは2月頃まで葉を収穫して、冬を越して春に薹立ちして開花した花はエディブルフラワーとして飲食店や定期便に入れお届けしています。種をつける頃は夏野菜の繁忙期でほったらかしになっていて、その間に自然に種が地面に落ちて、時がくると次の世代として群生した芽を出してくれます。混植していたディルとチコリーのこぼれ種の群生の様子は畑のサラダのようです。

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(こぼれ種のディルとチコリー)

自らの力で発芽した芽は、とても力強い生命力を感じます。踏みつけないように、手前から抜き取りながら収穫。秋の端境期にはこぼれ種のルッコラやカラシ菜やワサビ菜でサラダセットを沢山お届けすることができました。人の手を必要としない、強く自立し雑草とともに自然にたくましく生きる野菜やハーブの力とともに歩む農業。

これからやってくる厳寒期に畑の隅々で地面に張り付くように冬を越しているこぼれ種の葉物類の葉は、冬の地面や空気からのエネルギーを凝縮させたような格別な美味しさで、これも大きな楽しみのひとつです。

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lalafarmtable(ララファームテーブル)
HP https://lala.farm/
Instagram @lalafarmtable

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奥薗和子

奥薗和子(おくぞのかずこ)
lalafarmtable
東京都 青梅市

1975年鹿児島県生まれ。12年間フローリストとしてドイツに滞在しフラワーアレンジを学ぶ。自生する植物、蔓、枝、苔、樹皮などを用いた手法を知る中で、自ら自然に近いかたちの草花を育てたいと思い至る。また、彼の地の「五感に訴える野菜」に衝撃を受け、帰国後、2019年4月、「lalafarmtable」を開く。ハーブ、草花、伝統野菜などを無農薬・無化学肥料で栽培。農地に関わる全てが笑顔になれる農業経営を目標に掲げる。

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