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2022.09.16

秋冬野菜の植え付け

みなさんこんにちは!早いもので9月になりました。毎日畑で作業していると日の長さが刻々と短くなるのが身をもって感じられます。日中はまだまだ暑く、気温が落ち着く夕方は作業がはかどりますが、日が沈むとあっという間に真っ暗に。作業に夢中で気が付くと暗闇に1人取り残されることもしばしば。時折周りの茂みがカサカサと音をたてるときがあり、一瞬ドキッとしますが正体はキジの親子です。

さて、当農園も露地野菜の栽培カレンダーでいう春夏野菜と秋冬野菜の入れ替えの時期“端境期“に入りました。例年では9月上旬頃から栗拾いがスタートし、1日2回の栗拾いの日々が続くのですが、今年はまだ地面に落ちている栗が数個の状態。酷暑だった影響なのでしょうか。

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9月に入り先月播種した秋冬野菜の苗でケールが定植時期を迎え、ひたすら植付けを行っています。昨年より有孔マルチ3430の真ん中にアブラナ科のケール、両端の列にセリ科のイタリアンパセリやセルフィーユなどのハーブ、キク科のリーフレタスミックスなどをコンパニオンプランツ効果を期待して混植しています。

この方法だと狭い圃場で多品種を栽培することが可能で、当農園でメイン販売している定期便のお野菜セットに入れる種類が増え、セット内容が充実するというメリットもあり今年もこの方法を取り入れています。中央にメインで長期的に多く収穫したい作物、両端は少量だけど彩りや香りに欲しい作物といった具合です。それにひとつの畝に数種類の色や形の野菜の列ができ華やかにもなります。

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コンパニオンプランツとしての効果は?同時期の単植栽培と比較して害虫の食害は少なかった印象。とはいえ植えているそばで、コオロギがぴょーん、ぴょーんと飛びまわっている環境なので、定植後に防虫ネットでトンネルをかけても、どこからか侵入して食害されていることも。トンネルの中でコオロギや土中の幼虫がケールかハーブかレタスか何を選ぶかはわかりませんが。1か月以上かけ育苗した苗が食害により一晩で悲しい結果にならないよう願うばかりです。

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さて定植作業をしていると、軽トラックで通りかかった近隣のベテラン農家さんから、
“がんばってるね~“
“うちはそろそろタマネギの種まきするよ~“
“現代農業にいいタマネギの定植方法のってたよ~“
“今年は人参の播種時期が猛暑だった影響で冬の人参は高く売れるよ~“
などなど、運転席から色々な情報をくださります。

1人で黙々と作業をやっていると迫りくる日没との戦い(勝手に戦闘モードに(笑))で休憩を忘れることもしばしば。長時間の前かがみ作業で、腰痛が悪化することもしょっちゅうで。こうやって話しかけてくださるとふっと我に返り、気持ちも身体もひと休みできる時間にもなり本当に助かっています。何よりも声をかけてもらえることが、こんなに嬉しい気持ちになるなんて!ひとり農業を始めて気づいたことです。近隣農家さんや近くを散歩中の方とそんな素敵な関係を築けるような農家になりたいものです。

そろそろ栗拾いもはじまりそうですが、ひとたび栗林に足を踏み入れるとひとり栗拾い戦闘モードに入ります。そこでは誰も話しかけてくれません。。それはそれでひとり自然と向き合える楽しい時間ですが。。。


lalafarmtable(ララファームテーブル)
HP https://lala.farm/
Instagram @lalafarmtable

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奥薗和子

奥薗和子(おくぞのかずこ)
lalafarmtable
東京都 青梅市

1975年鹿児島県生まれ。12年間フローリストとしてドイツに滞在しフラワーアレンジを学ぶ。自生する植物、蔓、枝、苔、樹皮などを用いた手法を知る中で、自ら自然に近いかたちの草花を育てたいと思い至る。また、彼の地の「五感に訴える野菜」に衝撃を受け、帰国後、2019年4月、「lalafarmtable」を開く。ハーブ、草花、伝統野菜などを無農薬・無化学肥料で栽培。農地に関わる全てが笑顔になれる農業経営を目標に掲げる。

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