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2022.05.12

こぼれ種のカモミール

こんにちは!このブログを書いている5月初め、世の中は大型連休。この時期の畑は大忙しとなります。

霜の心配が少なくなる時期なので、冬に播種して長い間育苗管理していたナスやトマトなどの夏野菜や、生姜、里芋などの植え付けやその畝づくりなど、週間天気予報の雨予報や最低気温をみてからの作業になります。また、3月に植え付けたジャガイモも4月の高温で早く成長したので、除草作業も含め急いで土寄せをやらなければなりません。

大型連休中の直売所は人出も多く、野菜や珍しいハーブなどもどんどん売れていくので、普段の倍の量を収穫して納品します。この時期は一人で盛りだくさんの作業をしなくてはならず、スケジュール管理に“わああああ”となってしまう時期でもあります。繁忙期突入です!!

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(じゃがいもの土寄せ作業)

そんな中、嬉しいことに昨年の秋に発芽、冬越ししたジャーマン・カモミールの株が満開となっています。昨年の夏のこぼれ種から増えたカモミール。ハーブ畑の一角に群生して風にそよぐ繊細な姿は本当に綺麗です。開花したばかりの花部を手で一輪一輪摘み取り、乾燥させ、ハーブティー用に販売する予定です。

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(カモミールの群生)

午前中、朝露が乾いた頃にひたすら摘んでいきます。収穫している間はカモミールの青りんごやはちみつのような甘い香りにつつまれて、“わああああ”となっている心を鎮めて癒してくれるので、幸せな時間となりますが、とはいっても時間との闘い!ひたすら摘んでいきます。

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(摘んだカモミール)

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(カモミールを乾燥中)

こぼれ種のカモミールは、種まきや育苗した苗よりも力強く大きな株になり、開花する花も大きめのように感じます。群生しているといっても他の植物も同時に成長してくるので、株への風通しや日当たりを確保するため、一緒に生育していたナズナやホトケノザなどの春の雑草を一度除草しました。除草や収穫作業、他の作物との管理を考えると、こぼれ種から発芽した株は少し成長した状態で畝に移植し、冬越しさせた方が効率的かもしれません。

また、春の雑草と同じ時期に生育し、開花期間を含めると、イネ科の夏の雑草が生育するタイミングを少し遅らせてくれるようでもあります。同じ畑でも玉ねぎを植えている箇所は、株まわりの春の雑草を除草した後にスギナが増えてしまいました。雑草の管理やバランスやタイミングの見極めは本当に難しいです。スギナも乾燥させてお茶に利用できるハーブですが、ここでは雑草。汗。

この時期は、他にもこぼれ種からのボリジも満開となっています。赤紫蘇やマイクロミニトマトも発芽してきます。前回は、昔から自生しているヨモギについて書きましたが、新たに蒔いた種で自生している植物も増えて、畑の景観や多様性も柔らかく変化してきているように感じます。お散歩中の地域の方からも話しかけられ、喜んでいただけているのを肌で感じています。来年のこの時期の畑の様子がとても楽しみでもあります。そして、来年のゴールデンウィークはカモミールの花摘みのお手伝いを募集したいです。笑。


lalafarmtable(ララファームテーブル)
HP https://lala.farm/
Instagram @lalafarmtable

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奥薗和子

奥薗和子(おくぞのかずこ)
lalafarmtable
東京都 青梅市

1975年鹿児島県生まれ。12年間フローリストとしてドイツに滞在しフラワーアレンジを学ぶ。自生する植物、蔓、枝、苔、樹皮などを用いた手法を知る中で、自ら自然に近いかたちの草花を育てたいと思い至る。また、彼の地の「五感に訴える野菜」に衝撃を受け、帰国後、2019年4月、「lalafarmtable」を開く。ハーブ、草花、伝統野菜などを無農薬・無化学肥料で栽培。農地に関わる全てが笑顔になれる農業経営を目標に掲げる。

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