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2015.11.22

大切にしたい、お客様との直接のコミュニケーション

私が子供の頃に母と一緒に行ってた近所の八百屋さん。
そこで野菜を買う日は、お鍋や炒め物が何倍も美味しくなりました。
おすすめの野菜はもちろん、母は野菜のいろんな調理法や保存法を教えてもらっていて、
八百屋さんは母にとって重要な存在だったんだなと思います。

東京で暮らしていた頃も、幡ヶ谷の八百屋さんで、
お店のオジさんに自信たっぷりにキャベツを勧められて、「それなら今日はお好み焼にしよう!」と、八百屋さんでのやりとりで夕飯の献立を変更したり、
野菜の「目利き」としての八百屋さんを信頼していました。

今は買う側から逆の立場になり、野菜を生産し、「お届けする側」になりました。
「ここのお野菜おいしいわ!」と頻繁にお店に立寄って頂いたり、
あるママさんからは「先日のピーマン、春菊、トマトおいしかったわ。子供がパクパク食べるの。」など嬉しいお声があります。

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常連のお客様と話をする母。何度も通っていただいているので話も弾みます。)

また、お米を扱って頂いている ネットショプ でも、先日お米を購入してくれたお客様から嬉しいコメントを頂いたんです。それもステキな写真付きで!

このようなお客様との直接のコミュニケーションやつながりが、
生産者となり「届ける」側になった今、「もっと美味しい野菜を作ろう、もっといい仕事をしよう!」と思うエネルギーになります。
そしてこのつながりをもっと強めていくためにも、他の農家さんを誘い、お米屋やマルシェを充実させたり、野菜の予約販売や、料理教室の開催など、人の集まる場に発展させていきたいと思っています。

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(昨年のマルシェの様子。お客様とのコミュニケーションをとる大切なひとときです。)

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 佐藤友明
  • 千葉治
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

大野收一郎

人間は食べものから作られる
大野收一郎(おおのしゅういちろう)
奈良県 奈良市

食べ物を作る農家が、もっと注目される必要性があると、自らも作り手となる。東京のIT企業役員を経て昨年就農。1968年生まれ奈良県出身。

写真家の眼 大野收一郎

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