2015.10.11
このSHARE THE LOVE for JAPAN でのつながり
もうすぐ稲刈りの時期、新米の季節の到来です。
うちのお米、「金鵄米」(きんしまい)は10月末に新米の販売開始の予定で、
おかげさまで、定期購入や、ネット販売、八百屋さんへの卸販売など、徐々に販路を広められています。
ただ野菜については、まだ栽培面積も少なく、栽培品種も少なかったので、
直売所やスーパーへの出荷や、カフェでの定期販売が、今のところの販売のメイン。
今年、野菜の栽培品種を拡大したことをきっかけに、
「今年の秋冬からは、野菜セットの個人宅配を行おう。」と考えるようになりました。
そんな中、同じくこのSHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者の1人、「わが家のやおやさん 風の色」の 今村さんがちょうど京都に来られるという事で、待ち合わせをして、アドバイスを頂きに京都のカフェでお話しをしてきました。
写真は、8月に青山で行ったSHARE THE LOVE for JAPANでのイベントでの一コマ。
一番右が私、右から2番目が今村さん、3番目が細渕さんです。)
農園の立上げ期のご苦労、栽培について、個人宅配をはじめとする販売方法、経営面など…
時間を忘れるほど、本当にいろんな話をお聞きして、相談にのって頂き、
今村さんの考え方、伝え方、先見性、実行力などは本当に素晴らしく、見習う事ばかり。
「そもそも農や野菜はどういう価値があるのか」
「消費者であるお客様と、どう関わっていくか」など、再度考えさせられ、
個人宅配という、私の新たなチャレンジへの大きな後押しとなった出来事でした。
また別件ですが、先日東急ハンズ京都店前でマイファーマーさん
が出張マルシェを出店されるという事でのぞきに行ったところ、
同じくSHARE THE LOVE for JAPAN の挑戦者の1人である、
「信州松代 みやざき農園」の宮﨑さんの野菜に出会え、
宮﨑さんのシャキシャキの赤玉ネギを使って作ったサラダは、家族に大人気でした。
別の場所にいても、こうして野菜を通してつながることに感慨深いものを感じた瞬間です。
(こちらの写真も8月のイベント。青山ファーマーズマーケットに挑戦者全員で出店し、宮崎さんとは隣同士で野菜を並べて販売しました。準備で談笑している様子。オレンジ色のつなぎが宮崎さんです。)
こんな風に、尊敬出来る先輩に出会えたり、地域を越えた同じ農家のつながりができたり
SHARE THE LOVE for JAPANを通して貴重なご縁を頂けてることに感謝しております。
人間は食べものから作られる
大野收一郎(おおのしゅういちろう)
奈良県 奈良市
食べ物を作る農家が、もっと注目される必要性があると、自らも作り手となる。東京のIT企業役員を経て昨年就農。1968年生まれ奈良県出身。