2020.11.30
獣害対策
今回、AKASAKA farmは、畑の周りに防護柵を張りました。
AKASAKA farmの畑は周りが山に囲まれているため、毎年毎年、イノシシやサルが侵入して、作物を食い荒らされるのに頭を悩ませています。
そのため、今までは、動物が食べてしまう可能性がある作物を作る際は、自分たちで毎回、電気柵を張っていました。しかし、この対策は完璧ではなく100%獣害を防ぐことは至難の技でした。防げない理由として、バッテリーだけでは電圧が弱くなり(草が電線にふれるなどで容量が低下)動物に効かなくなってしまったり、サルは電気柵の高さが低いので飛び越えてしまうなど、なにかしら被害を受けてきました。また、休耕する際は電気柵を片付けないといけないため、なにかと作業に手間がかかっていました。
なのですが、今回は県からの支援もあり防護柵の設置をすることになりました。防護柵は、電気柵と比較しても、圧倒的に電力も高く、背も高いため獣害対策にはもってこいです。また、一回設置したら、片付ける必要がないので作業の手間もかなり省けます。
これにより今後の作付もさらに多様化して、効率の良い農作業が出来るようになりました。更なる発展を意識して農業に励んでいきたいです。
農をもっと身近に。。。。 AKASAKA farm
(防護柵の全景)
野﨑遥平(のざきようへい)
AKASAKA farm
宮崎県 宮崎市
1993年宮崎県生まれ。農業を営んでいた両親が、東日本大震災を機に「胸を張って次世代へ受け継げる持続可能な農業をするべき」と自然栽培を開始。自身も自然に倣う農業に共感し2019年5月に親元就農、「AKASAKA farm」として始動する。自然と調和し地力と微生物を活かした自然栽培を広めていくとともに、「作物の育った環境や背景」「農業の素晴らしさ」を伝えることも自らの使命とする。