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2020.11.21

サツマイモ収穫企画から考えた今後の目標 ―収穫だけで終わらない体験へー

AKASAKA farmでは、ハロウィンの日にLINEやSNSを使って集客した方達とサツマイモの収穫をしました。

また、別の日には、地域のこどもたちを圃場に招いてサツマイモの収穫体験も行いました。

正直自分自身このような企画が初めてだったので不安がたくさんありましたが、無事何事もなく終わることが出来ました。

これらの企画を通して、“自然の遊園地”をコンセプトに身近な生産者でいたいと思い、自分のやりたいことやあるべき自分の姿が明白になりました。これをきっかけに、今後もこのような消費者と生産者が直接触れ合えるイベントを企画していこうと思いました。

また見えてきたことは、“収穫”の体験だけでなくもっと幅を広げなければならないということです。収穫体験はよく行われる企画ですが、これを行う真意としては食育の一環であると思います。しかし、私自身、収穫体験は食育の本来あるべき姿なのかとずっと疑問に思っていました。というのも、食育とは、“食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけること”と定義されていますが、“収穫”の体験のみでは、種植えから管理の工程が含まれていないからです。これでは、野菜の成り立ち、また土の意味など学ぶべき重要な点が欠けています。

このような点から顧みて、圃場の一部分ではありますが、種植えから管理工程をへて野菜を収穫するといった一連の作業を体験してもらえるような企画を実践したり、多くの方々と畑を使って楽しめるよう、少しづつ前に進んでいきたいと思います。


農をもっと身近に。。。。 AKASAKA farm

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(サツマイモ収穫準備)

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野﨑遥平

野﨑遥平(のざきようへい)
AKASAKA farm
宮崎県 宮崎市

1993年宮崎県生まれ。農業を営んでいた両親が、東日本大震災を機に「胸を張って次世代へ受け継げる持続可能な農業をするべき」と自然栽培を開始。自身も自然に倣う農業に共感し2019年5月に親元就農、「AKASAKA farm」として始動する。自然と調和し地力と微生物を活かした自然栽培を広めていくとともに、「作物の育った環境や背景」「農業の素晴らしさ」を伝えることも自らの使命とする。

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