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2020.06.29

AKASAKA farmの田植え

今月、AKASAKA farmでは、田植え(普通期米)が始まりました。

もちろん、無農薬・無肥料です。全国で自然栽培でやられているお米農家の方達は苗作りからされていますが、AKASAKA farmでは、JAで購入した苗(品種:ヒノヒカリ)をそのまま用いています。AKASAKA farmの田んぼには、稲を食すのを好むジャンボタニシが多く繁殖しており、毎年悩まされています。そこで水位をしっかり管理し、ジャンボタニシからの被害を最小限に抑えています。

具体的に述べさせていただきますと、ジャンボタニシは、苗を植え付けてから1ヶ月までの分げつがあまり進んでいないもので葉の部分を好みます。この期間に、常に浅水を維持することで、ジャンボタニシが苗の葉まで到達するのを防ぎます。

そうすると、不思議なことに、ジャンボタニシは、田んぼの中の雑草を食すようになります。
このように、害虫とみなして生産者によっては農薬などを用いて殺す農業をされるかもしれませんが、AKASAKA farmでは、害虫といった概念をなくした生かす農業を追求しております。そして、更なる改善を目指して日々精進していきたいと思います。

農をもっと身近に。。。。 AKASAKA farm

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(田植え風景)

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(黒い点に見えるのがジャンボタニシ)

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野﨑遥平

野﨑遥平(のざきようへい)
AKASAKA farm
宮崎県 宮崎市

1993年宮崎県生まれ。農業を営んでいた両親が、東日本大震災を機に「胸を張って次世代へ受け継げる持続可能な農業をするべき」と自然栽培を開始。自身も自然に倣う農業に共感し2019年5月に親元就農、「AKASAKA farm」として始動する。自然と調和し地力と微生物を活かした自然栽培を広めていくとともに、「作物の育った環境や背景」「農業の素晴らしさ」を伝えることも自らの使命とする。

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