2020.04.15
自然に調和した自然栽培に挑戦する私が思い描くこれからの展望
はじめまして!
私、野﨑遥平は、2019年5月に親元就農し、AKASAKA farmとして活動しています。宮崎市田野町で露地農家をしています。5haの圃場の内、1.5haを自然栽培で行っています。私はこれから生産者として、以下の3つのことを大事にし、継続していきます。
1)自然に調和した持続的な自然栽培を拡大すること。
2)知人友人をはじめ多くの人が遊びに来られる畑をつくること。
3)農家の日常とポエムをInstagramに毎日発信すること。
AKASAKA farmが自然農業を志したきっかけは、東日本大震災です。未曽有の大災害を前に、次世代に胸を張って残していける持続的な農業として、自然農業を選択しました。私も両親の考えに共感し、自然栽培を拡大することを決意しました。ここ2年、野菜を収穫できるようになり、美味しい!と評価してくれる人もちらほらと出てきました。もっと自然栽培を深く理解し技術を磨き、自然栽培を拡大します。
一方で、若者と農業の距離感の大きさを、就農して以来ずっと感じています。自然栽培がいかに素晴らしくても、やる人がいなければ成り立ちません。環境にいいことをする!未来に素晴らしい農業を残す!みたいにがちがちにならず、みんなが集まってこられる遊べる楽しい畑にすることが、農業と若者の距離を近くする初めの一歩と考えています。
そのための1つの試みとしてInstagramでゴン蔵という名で、農作業日誌やポエムを毎日面白おかしく発信しています。その結果、ちょっと疎遠になっていた知人友人が畑にふらりと来てくれることも増えました。また大学教員にもゴン蔵の熱烈なファンがおり、学生を連れて農作業を手伝いに来てくれます。その結果、学生もまたゴン蔵の熱烈なファンになってしまいました。学生と一緒にさらに広い層にPRするための方法を考えている最中です。
これからブログには、自然栽培から学ぶ生き方、自然観察からの学びを活かした栽培技術、自然栽培を主軸においた農業経営についてつづっていきたいと思います。
(AKASAKA farm の畑と家)
野﨑遥平(のざきようへい)
AKASAKA farm
宮崎県 宮崎市
1993年宮崎県生まれ。農業を営んでいた両親が、東日本大震災を機に「胸を張って次世代へ受け継げる持続可能な農業をするべき」と自然栽培を開始。自身も自然に倣う農業に共感し2019年5月に親元就農、「AKASAKA farm」として始動する。自然と調和し地力と微生物を活かした自然栽培を広めていくとともに、「作物の育った環境や背景」「農業の素晴らしさ」を伝えることも自らの使命とする。