2017.04.11
困惑と感謝のワンダーランドへようこそ
初めまして。新田聡です。
2013年に妻と2人の子供とともに能登に移住して4年が経とうとしています。
その間、移住就農者なら おそらくどこに行っても経験するであろう、様々な悩みや問題。それらを、感謝を胸に乗り越えてきました。
僕は今、里山43haを利用して原木椎茸の栽培をしています。
それと、くわ掘りのレンコン、自然栽培のお米、梅林などを組み合わせていますが、これらの中に、僕が就農を検討していた頃に想定していたものはひとつもありません。
すべて、出会った人から引き継いできたものです。
そして、今、その引き継いだものの底力を実感しています。
新しく農業を始め、それを軌道に乗せるには、とても多くの困難にぶち当たります。
特に、規模も経験も機械も信用もない移住就農者が生き抜いていく時のハンデキャップたるや、めまいがするほどです。
そのハンデを埋める方法は人それぞれあるでしょう。僕の場合、それは「背負う」ことだと思うようになりました。出会い、背負ったものの数だけ可能性も広がっていく。
そんな気がしています。
これから綴っていくブログの中で、そんな出会いによってどんどん変化していく僕の農業の姿を垣間見ていただけるのではないかなと思います。
とにかく、歳も歳ですが、明るく、楽しく、元気に、困惑の日々を乗り越えていきたいと思いますので、ぜひご期待ください。
里山の今の一枚。ドングリが芽を出し、森は着実に動いている。仕事の予定は猛烈に押している。
新田聡(にったさとし)
石川県 羽咋市
1969年石川県生まれ。震災で居住地の放射線量が高くなったことを機に、生きる道を模索し農業を選択。2013年、出身地の小松に近い羽咋市で「ウッドランドファーム」を開く。人が集う「山の駅」を作りたい、山で音楽祭を開催したいなど夢が広がる。