SHARE THE LOVE

2020.05.28

これからの農業

どうも七瀧です。
30年以上前、道志村に特産品を作ろうとして始められたクレソン栽培ですが、一時は日本一の出荷量を誇るほどの生産量に達していました。
経済的なメリットを追求した事で産業としては成功しましたがその反面栽培に関しては農薬と除草剤の過剰な使用で、形だけは綺麗に仕上がるといった方法が繰り返されてきました。
成長速度を上げる為の化学肥料、虫には農薬、雑草は除草剤。
土はヘドロの様になり異臭を放つほどの場所もあるくらいです。
田んぼをしばらくクレソンで使用すると数年はまともに米も出来ないと聞いた事もあります。
この時期は除草剤で全てが枯れた状態の田んぼをよく目にするので、
もう少し良い方法が自分たちの世代では広まっていくといいなぁ、などと考えている今日この頃です。

(写真は切り苗から増殖するクレソンとクレソンの茂みに隠れてる謎の川魚です。イワナですかね?)

nanataki4-1

nanataki4-2

challenger

七瀧佳至

七瀧佳至(ななたきけいし)
七瀧農園
山梨県 道志村

1985年京都府生まれ。利益追求型経済の世の中にあって、本質的価値を問うべく国内外を放浪。どの世界でも共通する一次産業の重要性を目の当たりにし、農業の世界を志す。2019年4月「七瀧農園」を開き、かつて生産量日本一を誇った山間地で無農薬・無肥料のクレソン栽培に挑む。自然循環や生物多様性を意識した持続可能な農業を追求し、自然環境や農村社会の保護・循環型コミュニティの実現を目指す。

過去の記事を読む

2020 挑戦者

BACK TO TOP