2017.11.27
ひたすらサツマイモを掘っています
収穫の秋になりましたね。
盆地で朝晩の冷え込みが厳しい小川町は、もうそろそろ霜が降りそうな感じです。
サツマイモはあまり寒さに強くないので霜が降りる前に収穫してあげたいところで、
現在収穫を進めているところです。
(サツマイモ堀り上げ後)
機械で掘り上げた後に、収穫コンテナに詰めて軽トラで運びます。
(ビニールハウスで乾燥中)
去年、掘り上げた後にすぐに貯蔵してしまったら、芋から熱が出て腐りが出てしまったということがあったので、今年はいったんビニールハウスで乾燥させています。
大規模な産地では、キュアリング(収穫後に2、3日高温で保存して収穫時のサツマイモの傷を治す)専用の施設があるんだそうです。
そんなものはないので、適当に3、4日乾燥させればいいかなという具合です。
サツマイモを掘り上げていると、ちょっと疑問が。
芋が7、8個も沢山付いている株もあれば、たまに1、2個しか付いていない株もあります。
芋が少ししかない株は、決まって特大サイズの大芋になってしまいます。
(芋が沢山付いている株)
全部こんな風に作れれば良いんですが…。
(芋が1個しか付いていない株)
ちょくちょくこんなのも出てきます。
調べてみると、苗に問題があったようです。
自分で育苗した苗を使ったのですが、本数が足りず、細くてあまり充実していない苗も無理やり使ってしまったのがいけなかったみたいです。
そういう苗には芋がつきにくいんだそうです。
来年は、がっちりして充実した苗のみ使えるように多めに育苗しようかと、
改善策を考えています。
仲澤康治(なかざわこうじ)
埼玉県 小川町
1984年茨城県生まれ。千葉大学園芸学部で学び、有機の農業法人に就職。原発事故を目の当たりにし、もう一歩踏み込んで農業を中心とした有機的な生活を志す。埼玉県小川町の霜里農場で研修し、2014年に小川町で独立。「そらつち農場」を始める。