2017.04.28
小川町有機農業生産グループの紹介
先日、私も所属して、小川町のほとんどの有機農家が所属している「小川町有機農業生産グループ」の総会が行われたので、グループの事とともに少し紹介したいと思います。
小川町有機農業生産グループ(以下、生産グループ)はそもそも、味噌作り用の麹を作る機械を共同利用しようということで始まった集まりだったそうです。そのときは数人だったのが、今では会員数60人を超える大所帯に。会員の方々も様々で、年齢は20代から70代まで、学校を卒業してすぐ研修・就農した若い方、脱サラ組、自給中心の方、リタイア組、昔からの地元の方などなど、本当に様々な方が入会しています。
昔は麹機の共同利用だけだったのが、今では各種講習会、視察研修、共同出荷、イベントへの参加などなど、活発に活動しています。今回の総会でもたっぷり2時間、去年の活動報告、課題の話し合いが行われました。
(新入会員紹介の場面。今年は4人の新入会員の方がいらっしゃいました。
紹介者である先輩の方とともに自己紹介やその方の人柄、経歴などを話していただき、
皆さん拍手で迎えられました。)
(こちらは総会後の懇親会の様子。みんなでおかずを一品持ち寄って、豪華な懇親会でした。
こちらがメインの方も多数…。私も皆さんの自慢の一品を美味しくいただきました。)
私が新入会員だった時を振り返ってみると、有機農業に対する思いは、今と全く同じですが、その時は期待のほうが大きかったのは確かです。
あれから3年経ちますが、実際やってみると野菜と米を10万円分作って、売ることの大変なこと…。有機農業で生計を立てられる状態でもなく、まだまだ新入り同然のような気持ちですが、少しずつ良くしていきたいです。
今年も多様な経験を持つ新入会員が加わったので、もっと生産グループの活動の幅が広くなっていくという印象を受けました。それぞれの経験を生かして協力し合っていければなと思います。
仲澤康治(なかざわこうじ)
埼玉県 小川町
1984年茨城県生まれ。千葉大学園芸学部で学び、有機の農業法人に就職。原発事故を目の当たりにし、もう一歩踏み込んで農業を中心とした有機的な生活を志す。埼玉県小川町の霜里農場で研修し、2014年に小川町で独立。「そらつち農場」を始める。