2017.10.14
地元名物!!「大根やぐら」
皆さん。こんにちは!
今回は地元自慢のお話です!
前回のブログでも少し紹介しましたが、なんと私の地元・田野町は、干し大根の生産量が日本一です!
干し大根は、「たくあん」の原料になるのですが、田野町では独特な大根の干し方をします。
(伝統的な干し大根を作る「大根やぐら」の風景)
田野町には鰐塚山という大きい山があるのですが、そこから吹き降りる冷たい風が大根の甘さを引き出し、美味しい「たくあん」を作るということで、この生産方法が盛んになりました。
ここで、「大根やぐら」の作り方を紹介したいと思います。
1.やぐら用に、竹山で竹を切ります。竹を選ぶのにもプロの目が必要です!
(竹を運ぶのにも一苦労です)
2.やぐらの組み立て。まずは柱になる骨組みをたてます。
3.大根を干すところを紐できつくしばります。倒れないようにはりを通し頑丈にすればできあがりです!
大きいもので、高さ5メートルほどあります。
しかし、田野町でも、やぐらを組む人たちが高齢化で減っている状況です。
私の家も、6年ほど前はやっていたのですが、大変なため止めてしまっていました。
今、田野町では、この素晴らしい農業文化を日本農業遺産に登録しようという活動をしています。
10月8日にオープンした、私と母が営む農家カフェ「sachi cafe」の隣の畑に、この大根やぐらをたてました。
ここで、食育のイベントや、大根やぐらでのライブなどのイベントをして地元を盛り上げていきたいなと思っています。
文化を受け継ぐこと。大切にしていきたいと思います。
中武海咲(なかたけみさき)
宮崎県 宮崎市
1991年宮崎県生まれ。高校を卒業して接客業についた後、農家の5代目に。2016年は1年間京都に滞在、八百屋で働きながら週末は農業の学校で学んだ。今春宮崎に帰って、家族と共に「みさき農園」をスタートする。