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2017.04.29

初めての土づくり

皆さん。こんにちは!
今回のテーマは「土づくり」ということで、慣行栽培をしてきた農家が挑戦する、
初めての有機栽培第一弾!

今までの慣行栽培の土づくり(所要期間:1週間)
①耕耘 ②元肥を入れる(牛糞) ③灰を入れる ④耕耘 
⑤畝づくり(化学肥料投入) ⑥作付け

今年挑戦する有機栽培の土づくり(所要期間:6か月)
①耕耘 ②えん麦(緑肥)を入れる ③すきこむ ④牛糞を入れる(えのきの菌入り) 
⑤有機石灰を入れる ⑥耕耘 ⑦畝づくり(ぼかし肥料投入) ⑧作付け

という感じで、有機栽培では緑肥を入れてすきこむ作業が加わるので、
時間がかかりました。

「微生物をたくさん増やしたい!」という思いから、農業学校でならった「ぼかし肥料」を
自分でつくり、畝をつくるときに撒きました。

【写真1】

(肌色の部分が「ぼかし肥料」を撒いた箇所)

【写真2】

(「ぼかし肥料」を撒いた所に畝を立てました)

「ぼかし肥料」の作り方はこちら。
① 米ぬか40キロ・油粕40キロをブルーシートにのせる。
② 微生物がたくさんいそうな土を水に溶かす。
③ ①に②をいれながらかきまぜる。
④ 湿っぽくなったら大きい樽に空気をぬきながら押し固めていく。
⑤ 重しをのせて2週間~1ヵ月したら完成!

【写真3】

(混ぜ終わって樽に入れた後)

ぬかの良い匂いがたまりませんでした!完成した時に白カビもビッシリ生えていて
「この中に微生物が繁殖している・・・」と思うだけでキュンキュンします!(笑)

こんな感じで始まった、初めての有機栽培の土づくり!
初めてのことばかりで不安ばかりです。目に見えないものとのお付き合い。
「これで大丈夫かな?」という思いがたくさんです。
今までの慣行栽培では、畑を休める事なく1年に何回転もするよう作付けしていましたが、
有機栽培の場合、一旦畑を休ませて元気にしてから作付けします。
人も同じように休息をとれば元気になります!
これからこの畑で元気な野菜ができるのが、楽しみです!

それでは次回は私の赤ちゃん…とも言うべき(笑)種まき&作付けについてお話しします。

challenger

中武海咲

中武海咲(なかたけみさき)
宮崎県 宮崎市

1991年宮崎県生まれ。高校を卒業して接客業についた後、農家の5代目に。2016年は1年間京都に滞在、八百屋で働きながら週末は農業の学校で学んだ。今春宮崎に帰って、家族と共に「みさき農園」をスタートする。

写真家の眼 中武海咲

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