2018.12.20
箱詰め作業
もうすぐ就農して2年が経ちますが、ことぶき農園では、
1年目から変わらず心がけていることがあります。
それは、「綺麗な野菜セット」を作る事です。
箱を開けた時に、できるだけ野菜の色彩や形が綺麗に見えるように、
検品、調整、包装、梱包、そして野菜を入れる順番に力を入れています。
セット内容によってダンボールの形(5種類)を使い分けたり、
野菜の大きさや形で袋も8種類ほど準備していますが、形や大きさ、重さが違うものを
組み合わせて、限られたスペースに収めるのは、なかなか大変です。
まるでパズルをやっているような感覚です。
しかも、うまく納まらないからといって何度も出し入れしていると、
包装袋がくしゃくしゃになったり、野菜が傷ついたりと、見た目が悪くなるため、
基本は1発勝負です。秋、冬は特に葉物が充実していて、納めごたえがあります。
たまに、入れる野菜の順番、配置、梱包が1発で完璧に決まることがありますが、
この瞬間がたまらなく快感です。
(収穫した野菜。この時点で入れる順番はイメージしています)
(綺麗に箱詰めできると気持ちが良いです)
村田寿政(むらたとしまさ)
熊本県 南阿蘇村
1982年福島県生まれ。東京でグラフィックデザイナーをしていたが、震災を機に農業を志す。看護師の妻と二人で有機農業の学校で学び、南阿蘇の椛嶌農園で研修後、2016年に「ことぶき農園」を開く。将来は種まきから種取りまで楽しみながら学べる、畑の寺子屋を開くのが夢。