2018.12.08
玉ねぎ植え付け
11月ももうすぐ終わりますが、
やはり今年は暖冬のようで日中の温度が15℃以上の日が続いています。
前回のブログにも書きましたが、冬の葉物が伸びまくり、
12月収穫予定のものがすでに仕上がってしまいそうです。
農作業には気持ちの良い気温なんですが、困りました。
このままだと年越しに出すものが無くなりそうなので、
苗を育苗して、寒い時期でも栽培可能なトンネル栽培を
ダメ元でやってみようかと思っています。
畑での作業は、年内最後の大仕事である玉ねぎの植え付けをおこないました。
今年は、昨年とやり方を変えて(第11回ブログ参照)、
セルトレイに1粒ずつ種をまき、発芽後そのままトレイごと畑に直置きして、
植え付けまで育苗しました。
今まで、育苗中にネキリムシ(地中に潜み地際の茎を食害する害虫)に
やられてしまうことも多く、2年連続で育苗に失敗していました。
今年は、セルトレイのおかげでネキリムシにやられることもなく、
無事に植え付けまでできました。
やってみて思ったことは、
セルトレイだと土ごと移植するので活着が早いということ。
セルトレイと同じ植え穴を開ければ、
そこに苗を落とし込むだけで良いので植え付け作業が早いということ
(以前作った定植くんの288穴用を使用)など、
メリットもありましたが、逆に発芽までの苗の保管場所の確保や、
水管理などが大変で、もう少しやり方を改良しないといけなそうです。
とはいえ、玉ねぎの植え付けも終わり、
ようやく鶏舎建てや、温床づくりなどに取りかかることができそうです。
(セルトレイごと畑に直置き)
(今までよりも植え付けが楽になりました)
村田寿政(むらたとしまさ)
熊本県 南阿蘇村
1982年福島県生まれ。東京でグラフィックデザイナーをしていたが、震災を機に農業を志す。看護師の妻と二人で有機農業の学校で学び、南阿蘇の椛嶌農園で研修後、2016年に「ことぶき農園」を開く。将来は種まきから種取りまで楽しみながら学べる、畑の寺子屋を開くのが夢。