2018.11.24
冬の貯蔵準備
先日、南阿蘇村でも初霜がおりました。
朝晩の冷え込みも5℃以下になる日も多く、ようやく冬らしくなってきました。
とはいえ、日中の気温はまだ20℃近くまで上がる日もあり、
霜対策やトンネルの開け閉めなど、野菜の管理が慌ただしいです。
収穫時期をある程度計算して種をずらして蒔いたのですが、
こうも日中が暖かいと野菜の成長スピードも早く、予定より収穫時期が早まりそうです。
もう少し、平年並みに日中の気温も落ちついてくれると良いのですが…。
本格的な冬の到来に向けて、里芋の貯蔵穴をバージョンアップしました。
今まで、里芋は穴を掘り、芋を逆さに積み上げて、茅と稲藁を重ね、
その上に土を被せて貯蔵していました。
これだと、毎回芋を取り出すのが大変で、土も崩れて毎年穴を掘り直していました。
今年は、土が崩れないように穴の内壁をベニヤで囲い、稲藁や茅の代わりに、
土嚢袋に籾殻を入れたものを積み重ね、土の代わりに布団や毛布をかけてみました。
これだと、芋の出し入れが簡単で、穴が崩れる心配もなく毎年利用することができそうです。
(穴を掘ってベニヤで囲みます)
(穴はかがまずに立てる深さです)
(籾殻袋と毛布を重ねています)
(雨よけのブルーシートをかけて完成)
村田寿政(むらたとしまさ)
熊本県 南阿蘇村
1982年福島県生まれ。東京でグラフィックデザイナーをしていたが、震災を機に農業を志す。看護師の妻と二人で有機農業の学校で学び、南阿蘇の椛嶌農園で研修後、2016年に「ことぶき農園」を開く。将来は種まきから種取りまで楽しみながら学べる、畑の寺子屋を開くのが夢。