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2018.09.02

水不足と鎮圧作業

前回のブログを書いた後に、念願のまとまった雨が降ってくれました。カラカラだった畑には恵みの雨となり、太陽熱マルチの作業を進めることができたのですが、その後の雨が続きません。現在8月の2週目でが、全く雨が降っていません…。天気予報も当たらず、夕立ちも畑から100m先を通り過ぎていく始末です。

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(通り過ぎていく夕立ち)

自然のことなので、こればかりはどうすることもできません。今やれることをやろうということで、ようやく張れた太陽熱マルチの鎮圧作業をおこないました。
マルチは中古のマルチャーで張っているのですが、私のマルチャーは調子が悪く、土のコンディションが悪いと、表面がボコボコになってしまいます。このままだと、マルチと土の表面に隙間ができてしまい、密着していない部分が乾き、太陽熱マルチの効果が半減してしまいます。このボコボコを平らにするために今までは、土を入れた重さ50kg程の塩ビ管を手で押していたのですが、これがまた大変な重労働です。

今年は、この作業をドラム缶でおこなう事にしました。やり方は簡単で、棒を杖代わりにドラム缶に乗ってマルチの上を転がしていくだけです。重しは自身の体重とドラム缶の重さだけなので、今までの方法よりも楽に早くできます。このドラム缶鎮圧に必要なのは、バランス感覚と周りの視線に負けないメンタルだけです。今年は、玉ねぎとニンニクのマルチにも使おうと思います。

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(ドラム缶鎮圧の作業風景)

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村田寿政

村田寿政(むらたとしまさ)
熊本県 南阿蘇村

1982年福島県生まれ。東京でグラフィックデザイナーをしていたが、震災を機に農業を志す。看護師の妻と二人で有機農業の学校で学び、南阿蘇の椛嶌農園で研修後、2016年に「ことぶき農園」を開く。将来は種まきから種取りまで楽しみながら学べる、畑の寺子屋を開くのが夢。

写真家の眼 村田 寿政

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