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2018.11.28

開放的な豚舎の寒さ対策

例年よりもかなり遅れましたが
北海道ではついに初雪が降りました。

昨日までは秋の景色だったのに
翌朝カーテンを開ければ一面の銀世界。

昨年まで東京で暮らしていたせいか
久しぶりに見た初雪に感動してしまいました。

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(豚舎の周りも一面真っ白になりました)

雪が降り始めたということは
いよいよ寒さの厳しい冬の到来です!
豚舎では冬の寒さ対策をしています。

第6回のブログで紹介しましたが
うちの肥育舎(出荷前の豚が暮らす豚舎)は
“開放型”と呼ばれる、太陽光や外気が入る造りになっています。

普通の開放型豚舎であれば
巻上式の厚手カーテンで換気や温度調整を行います。

しかし、うちの豚舎の場合は
ほとんど自分達だけで建てたため隙間だらけ。
おまけに数年前の台風の影響でカーテンもボロボロ。
今は放牧と変わらないくらい、“超”開放型な豚舎になってしまいました。

あまりにも寒いと豚の発育が遅くなってしまうので
寒さ対策として壁代わりに木板を隙間なく並べ
冷たい外気が少しでも入らないようにしています。

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(木板を1枚1枚運んで、隙間なく並べて電動ドリルで打ち付けます)

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(畑作が一段落した兄がほとんどやってくれました。感謝!)

1枚1枚運んでは打ち付けること200枚以上!
気の遠くなる作業です。。。

今年は初雪が遅かったおかげで
雪が積もる前に作業を終えることができました。
来年こそはカーテンを直したいなぁ…。

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(今年の寒さ対策終了!一安心です)

challenger

村上昭平

村上昭平(むらかみしょうへい)
北海道 上富良野町

1989年北海道生まれ。北海道大学経済学部卒業後、東京の外食企業やコンサルティング会社で働く。家業を継ぐと決めてから有機農業の学校に通い、2018年1月に家族が営む「農事組合法人一心生産組合」で就農。伯父、父、母、従兄や兄弟と共に大家族で働く。

写真家の眼 村上 昭平

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