2018.09.13
「コーンがもうすぐ食べ頃かな?」by◯◯◯
先日、富良野の農家さんが作っているスイカが子グマの被害にあった、
とニュースで報道されていました。
ヒグマによる被害は北海道だと珍しい話ではありませんが、
食べられたスイカの名前が「ヒグマのおやつ」、という冗談みたいな話で、
なかなかの話題になっていました。
なんて、他人のことを笑っている場合ではありません。
うちにもヒグマがやってきました。
(事件現場のスイートコーン畑)
コーンの生育状況を見るのに畑の中を歩いていると、
長靴よりも一回り大きな足跡が…。
(横幅20cmほどの丸い足跡)
ヒグマの足跡!
しかも、デカイ!
畑の周りは電気柵で囲われているのですが、
どこからか入り込んだようです。
幸いなことに、コーンが数本倒されていましたが、
食べ散らかした様子はありませんでした。
食べ頃かどうか確認しにきたのかな?
7月上旬に猟師さんから、
熊が近くまで来ているから気をつけるよう注意されていました。
熊は警戒心がとても強いので、
見晴らしのいい場所で出くわすことは滅多にありません。
でも、背丈ほどに伸びたコーン畑の中だと、
バッタリ遭遇してしまうことがあります。
なにか対策ができるかというと、
ラジオなどで大きな音を流すぐらい。
あとは無事に収穫が終わることを願うのみです。
どうかヒグマのおやつになりませんように。。。
村上昭平(むらかみしょうへい)
北海道 上富良野町
1989年北海道生まれ。北海道大学経済学部卒業後、東京の外食企業やコンサルティング会社で働く。家業を継ぐと決めてから有機農業の学校に通い、2018年1月に家族が営む「農事組合法人一心生産組合」で就農。伯父、父、母、従兄や兄弟と共に大家族で働く。