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2018.07.12

自家製ベーコンを作りたい!

昨年1年間通っていた週末開講の農業大学校の中で、
自分達で育てた野菜をマルシェで販売するという体験をしました。

僕は野菜の特徴や育て方を熱心に説明していたのですが、
お客様から一番よく聞かれたのは、
「これはどうやって食べたら美味しいの?」でした。

僕にとっては目から鱗な経験で、
「うちで生産した豚肉や野菜はどうやって食べるのが一番美味しいんだろう?」
と考え始めるきっかけになりました。

そこで、まずは一番やってみたかった、無添加の自家製ベーコンを作ることにしました。

僕は形から入ってしまうタイプなので、燻製器作りからスタート!

燻製器に使えそうな丁度良いものはないかと倉庫を物色したところ、
豚舎で昔使っていたストーブを発見!

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(Before:故障して捨てる予定だったストーブ。汚い。)

これを、
①筒部分だけを取り外して
②隅々まできれいに洗浄して
③穴や隙間を塞いで
④耐熱スプレーで塗色して
⑤温度計を取り付けて完成!

作業時間は約1時間!

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(After:燻製器へと生まれ変わったストーブ。美しい。)

あとは、燻製器の底にスモークチップを敷き詰めて、
これをカセットコンロの上に置き、火にかけるだけで燻製ができるはず…。

ですが、ちゃんと燻製できるか不安だったので、
市販の豚バラブロックを買って実験してみました。

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(燻製器の中で吊るされて燻される豚肉。いい香りが漂う。)

2時間燻製して出来上がったベーコンは、
若干固かったものの、味自体は美味しかったです!

現在、うちの農業では精肉の出荷だけですが、
今後は豚肉の加工品(ベーコンやソーセージ)にも挑戦していきたいので、
今は加工品の美味しいレシピを作ろうと思っています。

ちゃんと燻製できることがわかったので、今度はうちの豚肉で挑戦します!
美味しくできるかな?

challenger

村上昭平

村上昭平(むらかみしょうへい)
北海道 上富良野町

1989年北海道生まれ。北海道大学経済学部卒業後、東京の外食企業やコンサルティング会社で働く。家業を継ぐと決めてから有機農業の学校に通い、2018年1月に家族が営む「農事組合法人一心生産組合」で就農。伯父、父、母、従兄や兄弟と共に大家族で働く。

写真家の眼 村上 昭平

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