2020.08.01
Farm to table
まだまだ梅雨が明けないですね。。。
例年と比べ収穫量が落ちてはいますが、それでも実りを与えてくれる野菜たちには感謝しかありません。
6月下旬ズッキーニからはじまり半白きゅうり、そして茄子類とようやく種類も増えてきて、収穫物にも彩りが出てきました。全国いろいろな場所、いろいろな方へ、農園の野菜が旅立ってくれて嬉しい限りです。
農家を始める前までは元々飲食店に勤めていたという経験上、販売先は当初から都市部の飲食店や飲食店卸の八百屋さんが中心でした。 ですが、今年はコロナ禍で飲食店さんも厳しい状況であり、注文量もなかなか例年通りとはいかないのが現状です。それでも農園の野菜を選んでご注文してくださったり、新たな取引先を紹介してくださったり、野菜を通してさまざまなご縁をいただいています。
常日頃から思うのは、農家は野菜を作るのが仕事ですが、それを調理してくれる方がいて、しっかり食べてくださる方がいて、初めて成り立つ仕事と考えています。僕たち農家の思いを汲んで調理して下さるシェフやご家庭のみなさんに支えられていること、 直売が主なので、お客様の声がダイレクトに届き、喜びの声を頂けることが何よりの励みになります。今年は有難いことに色々な方の協力もあり、地元での販売も伸びてきています。
長雨で憂鬱になりますが、調理してくださる方や食べてくださる方の顔を思い浮かべながら、長雨の中逞しく生きる野菜たちと共に励みます!
(夏野菜が少しずつ出揃いはじめました!)
(ピカピカに光輝く「真黒(しんくろ)茄子」)
地元のフリーぺーパーの表紙&巻頭特集に掲載していただきました。
テーマは、「営みと、農と。土の歌を聴きながら。」
WEB版もありますので、よろしければご覧ください!
https://www.bless39.com/bless2008ndw/html5.html#page=1
ソヤ畦畑(うねはた) 森本悠己
facebook:@soya.unehata
instagram:SoyaUnehata
農園の日々はこちらをご覧下さい。
森本悠己(もりもとゆうき)
ソヤ畦畑(うねはた)
岐阜県 飛騨市
1985年岐阜県生まれ。東日本大震災を契機に生き方を考え直し、食の分野で故郷の資源を活かせる仕事に就こうと決意。「土地の個性」「土の力」を最大限に活かして素材を輝かせる自然栽培に活路を見出し、2017年4月「ソヤ畦畑(うねはた)」を開く。自家採種や固定種・在来作物の栽培を通じて、野生味あふれる美味しさ、美しさ、楽しさ、種や命の儚さを表現していきたいと語る。