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2015.10.07

「農の寺子屋」の第一歩

9月19日(土)、 前回のブログ で紹介したイベント
「NAGANO農と食の会「農の寺子屋特別セミナー(第1回)」を開催させていただきました。

定員数30名に対して多数の応募をいただき、あっという間に定員に達したのですが、
どうしてもというお客様の熱意に押され、結局37名の方に参加いただきました。

参加者の方々は20代~60代と幅広く、
長野市内だけではなく、県内または県外からお越しの方が半数以上でした。
専業農家の方や、新規就農希望者、野菜づくり経験者、会社で農業事業を検討中の方など
様々な顔ぶれでした。

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午前中は畑近くの公民館にて「座学」、
午後は畑に移動しての「体験&圃場見学」という流れで実施。
講師の「まごころふれあい農園」の久保田清隆さんに、
「土づくりの考え方」「植物との向き合い方」などをお話しいただきましたが、
皆様「土づくり」に関心をお持ちの方ばかり。
質問も具体的で、私自身非常に学びの多い1日でした。

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「土は生き物であることを忘れるとうまくいかない」
「人が野菜を育てるのではなく、元気な土が野菜を育てる」
「良い菌、悪い菌というものはない。それは人間の都合で決められたこと。
どの菌にも必ず意味(役割)があるはず」
「病気や虫食いは自然からのメッセージ。何か問題があるということ。
そこから学ばせていただく。病気や虫にやられない健康な植物を育てることが大切。
そのために健康な土づくりが大切」。
どのメッセージも頭にすんなり入るものばかりでした。

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久保田さんは自らの経験と知識を惜しみなく提供し、
有機農業を広めたいという志を持っています。
そしてその思いに共感し、ともにイベントを盛り上げるために準備してきた仲間たち。
昨年度長野市で新規就農し、こんな素晴らしい仲間に地域で出会えた私は幸せだと
改めて感じるイベントでした。

「NAGANO農と食の会」では、「野菜で変わる、生きる形―。」をテーマに、
健全な農と食に貢献する活動をしていきたいと考えております。
今回、メンバーのチームワークで、手づくりのとても温かいイベントを
実施することができました。そして予想以上の反響に我々も達成感と喜びをいただき、
今後の活動の大きな一歩となりました。
今後、第2回目の実施も検討していきたいと思っています。

自らの経営も課題は沢山ありますが、
農家の立場から少しでも社会に貢献できる活動をこれからもし続けたいと思います。

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今回のイベントの講師でもあり、私の師匠でもある久保田さんと。

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 千葉治
  • STL編集部

challenger

宮﨑康介

「野菜」も「人」も笑顔に!
宮﨑康介(みやざきこうすけ)
長野県 長野市

「食べる・知る・触れる」農業に挑戦中。飲食業界にて勤務後、「農」と「食」で人を笑顔にするべく、昨年就農。1975年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 宮﨑康介

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