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2015.07.26

小さな有機農家の年間スケジュール

7月も間もなく終わり、真夏の8月がやってきます。
長野市は涼しいイメージがあるかもしれませんが
(私が東京に住んでいた時はそう思っていました)、日中の気温は東京とさほど変わらず。
特に今年は一段と暑いです。
先日も36℃越えで、さすがに体が重く仕事が進みません。
夜間はやや気温が下がりやすいとはいえ、やはり夏を実感しております。
驚くほど給水しております。
それでも毎日野菜生活の効果か、夏バテもせず体は全く元気です。

miyazaki

(野菜は自分で作ったものばかり。この日は、野菜たっぷりの「おしぼりそば」。
長野では、辛み大根のすりおろしを搾った汁に、味噌を溶かしてつゆを作り、
そばをつけて食べます。)

年間の農作業のもっとも忙しい時期は畑の土づくりや種まき、
育苗管理、収穫、草取りなど様々な作業が重なる4~6月です。
7月に入ると、主な仕事は収穫と草刈りがメインになってきます。
そして8月になると再び秋野菜の準備、種蒔きが始まります。
私は新規に農業を始めてまだ2年目ですが、年間の仕事のボリュームが
ようやく見え始めました。
1月:       事務仕事(会計書類)、営業関連(販路計画)、
2、3月:     肥料作り、種蒔き、育苗管理、畑づくり
4、5、6月:   上記に+収穫、草取り
7月:      収穫、草取り
8、9、10月:   収穫、草取り、畑づくり、種蒔き、育苗管理
11、12月:    収穫、肥料作り、畑の片づけ、ハウス建設、事務仕事(作付け計画)

一見7月のボリュームが少ないので落ち着いたように見えますが、
草取りに要する時間は膨大で、やはり忙しいのです。
結局年間を通してやることは常にあり、飽きさせない仕事であることは間違いありません。
それでも農作業や収穫物の種類が落ち着く、12月、1月は少し時間に余裕を作って、
今年度の振り返りや勉強の時間、次年度に向けて様々な構想を練る時間に使いたいものです。
それでは今日も草を刈り倒しに行ってきます。

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その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 千葉治
  • STL編集部

challenger

宮﨑康介

「野菜」も「人」も笑顔に!
宮﨑康介(みやざきこうすけ)
長野県 長野市

「食べる・知る・触れる」農業に挑戦中。飲食業界にて勤務後、「農」と「食」で人を笑顔にするべく、昨年就農。1975年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 宮﨑康介

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