2015.06.01
雨の季節
このブログを書いているのは5月下旬。
晴れの日が続き畑はカラカラ。毎日畑の水遣りに追われる日々です。
6月になると梅雨の入りの時期。今度は雨が多すぎて、
野菜が病気になったりダメージが出る危険のある時期となります。
それでも長野市は年間降水量の少ない地域。
東京に住んでいた頃に比べると、
いつ梅雨が来ていつ終わったのか感じないほど、
あまりたくさんの雨が続かないのが特徴です。
だから野菜の生育環境としては悪くない地域だと思っています。
適度な雨ですくすく野菜たちが育ってくれると期待します。
雨に限らず天候に関しては、
当たり前ですが人間の都合よくいかないものです。
だからそのことで一喜一憂するのではなく、状況をすべて受け入れ、
自分がどう行動するかが大切だと私は考えます。
よく、「百姓は自然相手だから思うようにいかずに大変だね」
といわれることがありますが、これは何も農業だけの話ではないです。
サラリーマン時代、思うようにいかないことのほうが多く、
他人や環境の影響をできない理由にしても結局何も解決しない
という経験を幾度となくしました。
その中で、問題を解決する方法は、自らがその時の現状を受け入れ、
その状況の中でどう行動するのかであると学びました。
その考え方は今の立場でも何ら変わらず、
雨がなければ水を運んで雨を降らせればよし、
雨が続くならば、雨が降ってもできる作業を考えて仕事を進めればよし、
考える努力を止めなければ、問題は必ず解決すると信じて行動する方法を私は選びます。
なんて偉そうなことを言っても、
やはり思い通りに物事が進むに越したことはないですが。
今回は、農業の話というよりも、人生観の話題になってしまいました。
特に自然相手の農業においては、抵抗しても無駄なことが多いので、
考え方もより楽観的になってきたような気がします。
6月に入り、だんだんと野菜たちの顔ぶれも多様になってきます。
彩り豊かで美味しそうな野菜たちを見ていると自然と心が弾みます。
「野菜」も「人」も笑顔に!
宮﨑康介(みやざきこうすけ)
長野県 長野市
「食べる・知る・触れる」農業に挑戦中。飲食業界にて勤務後、「農」と「食」で人を笑顔にするべく、昨年就農。1975年生まれ神奈川県出身。