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2015.05.20

宅配にこだわる理由

信州松代みやざき農園では、年間50種類100品種以上の野菜を育てることを
目標に作付け計画を考えています。

一般的な農業経営の場合、栽培する野菜の種類を限定して、
効率よく大量に野菜を生産することで経営を安定させます。
一方、私のやり方の場合、野菜によって栽培方法や使用する道具が異なる点や、
同じ種類の野菜を大量に育てることが難しいため、販路も限定的となります。
野菜によって収穫時期もバラバラのため管理も複雑となります。

それでも多品目にこだわります。
なぜかというと「自分が食べたいものを育てたいから」、
そして「自分の育てた野菜を本当に必要としてくれる方に食べてほしいから」です。
農業を始める際に、私が考えたことは、
「単に野菜を売って収入を得るだけならば、サラリ-マンのほうが効率的で、
もともと農家でもない自分が百姓になる必要はない。
私が百姓になる目的は、その先の関わってくださる方の笑顔に関わること。
だから一般的な流通ではなく、お客様とのつながりに特にこだわりたい」
ということでした。

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結果として「野菜の宅配」を軸に販路を考えました。
そうすると、必然的に年間を通じて野菜をお届けすることとなり、
季節ごとの多品目の野菜を育てることになります。
例えばトマトといっても様々な品種があり、
色や味や特徴などそれぞれ個性がありますので、欲張って多品種を育てます。
今年は、大玉、中玉、ミニを合わせて14種類。
自分が食べてみたいという好奇心が優先です。

元々サービス業に従事していましたので、
接客が好きで「マルシェ」なども興味があるのですが、自分が畑を離れると、
野菜たちを見てあげられないので、定期的に対面販売するのは難しいです。
私の思いを理解していただける方に、
代わりに販売をしていただくことも販売方法の一つです。
これに関しては、素晴らしい出会いによって、信頼できる八百屋さんに
託すことができるようになりました。あるいは飲食店などで、よりおいしく
料理をしてお客様に提供していただくことも望ましいと思っています。

そういう条件の中で「宅配セット」は私にとって理想的なカタチです。昨年から
友人、知人、その方々の紹介などでつながった方に対して定期宅配を始めています。
長野は冬の寒さが厳しいため、通年野菜を育てるのが難しいです。
昨年は7月から11月までの期間限定で実施した宅配セットをお届けしました
今年は頑張って5月下旬から1月までの期間で、
旬の新鮮野菜を10数種類セットにして定期宅配します。

野菜だけではなく、おいしい食べ方などもできる限り一緒にお届けします。
野菜がどのように育っているのかは、こちらもできる限り公開していきます。
実際に畑に来て様子を見てもらうことも歓迎です。
「野菜を通じてコミュニケーションが広がる」。
そんなワクワクする百姓を続けていきたいと思っています。

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その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 千葉治
  • STL編集部

challenger

宮﨑康介

「野菜」も「人」も笑顔に!
宮﨑康介(みやざきこうすけ)
長野県 長野市

「食べる・知る・触れる」農業に挑戦中。飲食業界にて勤務後、「農」と「食」で人を笑顔にするべく、昨年就農。1975年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 宮﨑康介

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