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2014.11.14

晩秋の畑

11月。ようやく農閑期に入りました。
先月は更新をお休みさせて頂きました。
いつもお読み頂いていた方に大変申し訳ありませんが、
そのお陰で小糸在来(R)の枝豆をたくさん出荷することができました。
小糸在来愛好クラブの活動で、東京の大田市場に枝豆のPRにも行ってきました。

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枝豆は、育てるのは比較的簡単なのですが、収穫作業で自動化できないところが多く
だめなものを取り除くための選別作業はまさに時間との戦いです。
国産枝豆ってすぐに一袋500円とかになりますよね。
値段が高いのは、人件費のためだと思います。

取りきれなかった枝豆は、そのまま畑で熟して乾燥させれば大豆として収穫できます。
乾燥がだいぶ進んできまして、いまはこんな状態。

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また、10月というと最後の種まき時期にあたり、集中的に種まきをしておかなければいけません。
11月以降に種まきをしても、寒すぎて発芽しなかったり、
発芽しても霜柱に持ち上げられて枯れてしまったりするためです。

ただし今年の千葉は11月に入ってもあまり冷え込みがありません。
なんだか暖かくて虫がまた増えてきているような印象で、早く霜が降りて欲しいです。


夏の終わりにたくさん種まきをして、いまの畑はこんな状況。
ニンジン・春菊・カブ・ダイコン・コマツナなど、秋冬野菜がすっかり大きくなりました。

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何も植わってないところが目立ちますね。暖かい時期の種まきは害虫に食べられまくるので難しいです。
だからといって、虫が減ってくる寒い時期を待っていては、収穫がものすごく遅くなってしまいます。
ある程度食べられてしまうのを覚悟で、何度も種をまき続けるしかありません。


また今年は10月に台風が二つも続けて来ました。
パオパオという薄いべた掛け資材で覆うことで、風の害はある程度防げたのですが
台風と台風の間も覆いっぱなしにしていたので蒸れて温度が上がってしまい
中で虫がかなり増えてしまったのが痛かったです。


これから暫くは雑草や害虫の動きも鈍くなり、農作業自体は減ってきます。
それにあわせて行事もたくさん増えてきますので、なかなか楽はできません。
イベントのご報告もさせて頂きます。よろしくお願い致します。

challenger

宮本雅之

Mr.ストイック
宮本雅之(みやもとまさゆき)
千葉県 君津市

1976年兵庫県姫路市生まれ。
大学卒業後、IT系企業、不動産会社にて勤務。林農園(千葉県佐倉市)での一年半の研修を経て、2011年に就農。

宮本農業 http://seedsaving.jp/

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