SHARE THE LOVE

2021.12.23

来年の展望と、SHARE THE LOVE for JAPANの参加で得たもの。

いよいよ今回が最後のブログとなります。正直あっという間で、名残り惜しいです。

今年、SHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者として参加させて頂き、ブログ執筆では毎回総括の意味合いもあり自分の農業を客観的に俯瞰しながら見つめることが出来ました。

栽培に関する反省点を挙げるともうきりがありませんが、その失敗の原因は何だったのか…、来年に活かすためにしっかり見直す必要があります。年末は毎年、夫婦農業会議が開かれますが、これがかなり大事だったりしますね!

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(12/17新しい岡崎おうはんの雛60羽がやってきました!!)

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(長屋門の中の育雛小屋。初めて真冬の育雛にチャレンジ!温度管理が超重要です)

また、このブログでは挑戦者として共に頑張る仲間がいて、同じような悩みを持っていたり、試行錯誤しながら農業に向き合う姿を見られたのは心強いものがありました。

今年はコロナの影響で現地での勉強会などを開けませんでしたが、秋に開催したマルシェで多くの先輩農家さん、同期仲間と話す機会があり、とても刺激を受けました。農業従事者が年々減少している中で、熱い志があるSHARE THE LOVE for JAPANメンバーに出会って「日本の農業の未来って割と明るいんじゃないかな?」と希望を持てるほど!

品目の選定や販売方法、農業に関するイベント企画など、今後の参考になるアイデアを見つけることが出来ました。正直もっと勉強したいです!今後もこの繋がりを大切に、お互いの農場の見学や勉強会に参加出来たらと思います。

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(今月から出荷が始まった冬の菜の花の紅菜苔)

PRの面では、来年は農園HP作成を予定しています。SNSを通して農家から直接購入したい客層が一定の割合でいることが分かったので、今後顧客と直接繋がるBtoCを増やす計画です。そのため、ネットストアの充実と、たまごの贈答用パッケージ作成など販売に関するデザインツールを拡充していきます。

野菜栽培や鶏のお世話でおろそかになりがちな販売方法のアップデート。来年は同時進行出来るように、上手な時間の使い方も自営業には欠かせない努力ですね。

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(ツヤツヤの産みたてたまご。平飼い養鶏の素晴らしさをもっと伝えたい)

そして、来年2月から新鶏舎の増設が始まります。同時に、葉付き玉ねぎの出荷が続々始まる予定なので、まずは年末に体調を整え年始の出荷に備えたいです。今後は、若い人が職業の選択肢のひとつとして農業を考えてもらえるように、目標になれるような養鶏家そして、有畜複合農家を目指したいと思います!まだまだ道は長いぞ~

これから続くであろう長い農業人生の中で、このSHARE THE LOVE for JAPANのメンバーとの出会いは宝です。

短い間でしたが、ブログを最後まで読んでいただいて有難うございました!!


島ノ環ファーム
FB @shimanowa.awajishima
Instagram @shimanowa.farm
農園ブログ https://shimanowa-farm.com

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三崎咲

三崎咲(みさきさき)
島ノ環ファーム
兵庫県 洲本市

1988年東京都生まれ。農大卒業後、スイスの農家⺠宿で働き、有畜複合農業を学ぶ。淡路島へ移住後、2018年7月、夫と共に「島ノ環ファーム」を開き、念願の就農を果たす。「平飼いたまご」の養鶏と、その鶏糞や地域の竹や落ち葉といった資材を活用した無農薬・露地野菜を生産。島の名産でもある玉ねぎをメインとして15品目ほどを栽培し、「小さく地域で循環する有畜複合農業」を目指す。

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