SHARE THE LOVE

2021.09.22

無農薬玉ねぎの苗作り~種まき編~

9月に入り玉ねぎの種まきが始まりました!第5回のブログで書きましたが、当園では超極早生種から中生種を中心に栽培しており、今年は3反分の種(ポット苗で約9万粒)を日数をずらしながら種まきします。まずスタートは葉付き玉ねぎの品種から。玉ねぎはすべて固定種を栽培しています。

misaki11-1

(この小さな種があの玉ねぎになるなんて有り難や…と毎年種まきしながら思いを馳せる瞬間)

お察しの通り、私達この量を手でまいてるんです。初めのうちは、慣れない裸種子を延々とまくのに「来年こそコート種子(まきやすくコーティングしてある種)にしよう!」と意気込んでましたが、それなりに値段も張るし、年々指感覚が研ぎ澄まされ見なくてもスピードが上がって順応していったので、今のところはこのままいきますよ!

misaki11-2

(培土は、近所の有機肥料センターが作っている玉ねぎ用の有機培土を使用!)

淡路島の玉ねぎは、産地であるがゆえに慣行栽培が主流で、無農薬栽培の玉ねぎは1%未満と言われています。土壌消毒剤を施した苗床に種をバラまきして、出来上がった苗を抜き定植していくのが一般的なやり方です。私は無農薬栽培なので、このポット苗で育苗して太陽熱マルチを施した苗床に定植していく方法を行います。ポットは水稲用の448穴ポットで、玉ねぎの育苗にも活用しており、自然栽培の親方に学んだ方法を引き継ぎました。

misaki11-3

(9/1 まずは葉玉ねぎ品種448穴×40枚。日数をずらしながら段階的に種まきする)

種まき後は、3日間納屋に置いて種と土を馴染ませてから苗床へ移動します。(こうすることで、発芽が揃いやすくなると言われている。)苗床の太陽熱マルチを剥がし、整地した後は、昨年作っておいたもみ殻燻炭を表層にまきます。もみ殻燻炭を敷くのは、苗の根張りが良くなり強い苗を作る為です。※苗床には堆肥と肥料を施してあります(第9回ブログ参照

misaki11-4

(このポット66枚で1反分。2畝程の苗床で5反分の苗は作れることが分かった)

苗床に並べた後、しっかり踏んで鎮圧します。これを怠ると、ポットが浮いて根の活着が不十分になり、土壌中の養分を吸収できず良い苗に育ちません。水が片方に流れると土も一緒に流れてしまうので、水平になるよう整地するのも大切です。

misaki11-5

(表層が乾かないようPPコモをかけて発芽まで毎朝水やりを行う)

玉ねぎは発芽まで乾燥は大敵!暑い日は朝と昼に乾燥していないかチェックして、必要ならば水やりをします。逆に発芽した後は、過湿に弱く病気になりやすいため雨が多い時期や台風には注意が必要です。まだまだ台風シーズン、しっかり備えて苗を守らなくては!!


島ノ環ファーム
FB @shimanowa.awajishima
Instagram @shimanowa.farm
農園ブログ https://shimanowa-farm.com

challenger

三崎咲

三崎咲(みさきさき)
島ノ環ファーム
兵庫県 洲本市

1988年東京都生まれ。農大卒業後、スイスの農家⺠宿で働き、有畜複合農業を学ぶ。淡路島へ移住後、2018年7月、夫と共に「島ノ環ファーム」を開き、念願の就農を果たす。「平飼いたまご」の養鶏と、その鶏糞や地域の竹や落ち葉といった資材を活用した無農薬・露地野菜を生産。島の名産でもある玉ねぎをメインとして15品目ほどを栽培し、「小さく地域で循環する有畜複合農業」を目指す。

過去の記事を読む

2021 挑戦者

BACK TO TOP