SHARE THE LOVE

2021.08.14

玉ねぎの苗床作りスタート!中山間における真夏の灌水事情

梅雨明け後、3週間全く雨が降っていません。今日は待ちに待った雨予報!期待していたのに、いつの間にかレーダーから雨雲が消えてました。最近はこういう降る降る詐欺ばかりで、今年は露地栽培用の散水ホースを購入し散水設備を整えることにしました。

散水と言っても、この中山間では一筋縄ではいきません。うちの集落は、大規模な農地整備から外れている地区なので、昔ながらの落とし水が主流。その為、散水するためにはため池や用水路から水を汲み上げて散水します。

misaki9-1

(田んぼの用水路に土嚢を入れてせき止めて、ポンプで水を汲み上げる様子)

11月頃から収穫が始まる落花生ですが、花が咲く今時期に雨が降らないとその後の実付きが格段に悪くなります。昨年は、1カ月間、降雨がなく散水出来なかったため、秀品率がかなり落ちました。この苦い経験を頼りに、今年は何とか散水出来ましたが台風が来ない限り散水は必須な予感です。

misaki9-2

(日の暮れる夕方に散水作業。今年の実付きに期待します)

そして、今月から玉ねぎの苗床準備がスタート!常時散水出来る唯一の場所が敷地内の小さな圃場なので、そこを毎年玉ねぎの苗床にしています。先日(8月2日)、苗床の元肥えとして、竹チップ堆肥(一次発酵させた竹チップと、もみ殻、米ぬかを合わせた温床の元)を150㎏程(反当1t)撒きました。この圃場は、元田んぼの耕作放棄地でかなりガチガチの土質だったのですが、3年経てようやく改善してきています。

misaki9-3

(半年前に夏野菜育苗で使った竹チップ温床をふるいにかける地道な作業)

しっかりした玉ねぎの苗を作る為に、竹チップ堆肥と、2週間前に作った嫌気発酵させたボカシ肥料を畝ごとに施肥し散水した後、翌日のやや湿った状態で太陽熱マルチを施します。ちゃんと降雨があればこんな散水の手間はないんですけどね。いつも天気予報とにらめっこするこの時期。今のタイミングで太陽熱マルチをやらなければ、9月の種まきに間に合わないので散水頑張りました!

misaki9-4

(圃場が乾かないよう夕方に散水し、翌日太陽熱マルチを施す玉ねぎ苗床)

misaki9-5

(積算温度900度必要な太陽熱マルチ。タイミングが重要!)

玉ねぎの苗作りは、この1カ月間の太陽熱マルチに始まり、種まき後の台風時期を経て育苗していきます。とりあえず一番重要な苗床作りを完成させることが出来てひと安心。随時、緑肥が植わっている圃場をハンマーナイフモアで粉砕し、秋植えの玉ねぎ定植に備えます!


島ノ環ファーム
FB @shimanowa.awajishima
Instagram @shimanowa.farm
農園ブログ https://shimanowa-farm.com

challenger

三崎咲

三崎咲(みさきさき)
島ノ環ファーム
兵庫県 洲本市

1988年東京都生まれ。農大卒業後、スイスの農家⺠宿で働き、有畜複合農業を学ぶ。淡路島へ移住後、2018年7月、夫と共に「島ノ環ファーム」を開き、念願の就農を果たす。「平飼いたまご」の養鶏と、その鶏糞や地域の竹や落ち葉といった資材を活用した無農薬・露地野菜を生産。島の名産でもある玉ねぎをメインとして15品目ほどを栽培し、「小さく地域で循環する有畜複合農業」を目指す。

過去の記事を読む

2021 挑戦者

BACK TO TOP