SHARE THE LOVE

2020.12.26

気付くことができたら、それが新たなスタート。

自分の中心に何を据えて農業に携わっていくべきなのか?自分には一体何ができるのか?そんな自問自答から始まった自身の農業への入り口。

一昨年から続いた就農前からの様々な研修や勉強会への参加は、本当にか弱く確信の見えない細い糸を手繰っていくという不安の中から始まりました。

自分が少しでも気になる農家さんに会いに行ったりや飛び入りで勉強会に参加していく中、この人にこのタイミングで出会わなければ今の自分は無いであろうという出来事が重なり続け、SHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者として参加することになりました。

そして、今年は自分にとっては新規就農という新たなフィールドに自身の力で取り組むという本当の意味での挑戦であり、世の中的にも新型コロナという未知のウィルスに脅かされた、今までの平穏な日常から切り離された特殊な一年でした。

そんな一年を簡単に表現するのならば、人の心と土に触れ、多くの学びを得た一年ということです。

農業ってものは畑で一人作業しているとふとした時にひとりだなぁと孤独を感じることも少なくないのですが、これまでに農業を通じて知り合った方々、SHARE THE LOVE for JAPANを通じて交流を持つことができた皆様が、日本のそれぞれの場所で志高く今日も汗を流しているんだよなぁと思えるだけで僕も自分なりに頑張ることができたんだと思えます。

また、自身の農業経営についての考え方(どうすれば自身の環境下でより良い作物、農業運営ができるか?)に関しても九州の勉強会を通じて大きなヒントを得ることができたのが何よりの収穫です。(就農1年目にこのような機会に恵まれ本当に幸運でした!)

今自分が行っていることが未来へと地続きで繋がっています。

正直なところ、農家として満足に食べていくにはまだ時間はかかるかと思いますが、まずは自然の状態を日々観察して土づくり・種採りを継続していこうと思います。

最後に、一年間に渡り新米農家のブログをご覧いただき皆様本当にありがとうございました!(自分の言葉でしっかりと出来事をまとめることで、頭の中の整理もできました。)

日々あらたな発見と出会い、そして気付くことができたらそれが次への新たなスタートですね!それでは。

matsuzaki18-1

〈エンバクすくすく生長中〉


ドとソとミ 松﨑
instagram:do_to_so_to_mi

challenger

松﨑悠生

松﨑悠生(まつざきゆうき)
ドとソとミ
愛媛県 松山市

1980年愛媛県生まれ。グラフィックデザイナーとして活動していたが、松山の地で先祖代々受け継がれてきた農地を自分の代で絶やすことなく継承したいと考え就農を決意。有機農業生産法人に勤務後、農業の理解を深めるべく日本各地を来訪。2020年4月に独立就農し「ドとソとミ」を開く。安心できる地元の資材を用いた無農薬・無化学肥料の循環型有機農法で育てた旬の野菜を旬の時期に届けたいと意気込む。

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