2020.12.17
九州勉強会。畑の上から下を考える。
12/8・9と2日間に渡り、第二回目の自然栽培についての勉強会が行われました。前回に引き続きの参加です。
今回は前回の勉強会より踏み込んだ内容で、「土がどのようにして進化していくのか?」を様々な歴(自然栽培に切り替えた年数別)の複数の圃場の土やそこに植っている作物から紐解くカタチで、川越さんの経験談を交えた貴重なお話を伺うことができました。
自分としても、現在進行形で自身の圃場で行っている土づくりの方向性が正しいのかどうかヒントになることを多く得ることができました。
〈一般慣行から自然栽培へ切替初年度のエンバクを蒔いた川越さんの圃場〉
作土層の深さと作物のマッチング。
植物の根から土のクリーニング具合を探る。(根の色の白さ)
土や場所、環境に適した作物とのマッチングを意識する。
土の固さと地上部の生長の関係性。
作物にとって気持ちのよい圃場内の空気の流れを作るイメージ。
などなど。
〈綺麗な土で健全に伸びた根は白い〉
畑の上で目に見えて起こっている事象は、通常目には見えない下(地上部と地中)で起きている何かしらが多いに関係しているということ。
普段いかに見落としがちなことが多く気づくまでに至らないことが多々あるのだなと痛感しました。
〈川越さんの大根の圃場〉
今回の九州では、その他にも様々な出会いと学びがありました。
その辺りも含め次回のブログでは今年1年自分が農業を通じて感じたこと、
何をしていきたいのか?などを総括できればと思います!
今回九州でお世話になった皆様。
様々な出会い、そして学びの機会を与えてくださり本当にありがとうございました。
ドとソとミ 松﨑
instagram:do_to_so_to_mi
松﨑悠生(まつざきゆうき)
ドとソとミ
愛媛県 松山市
1980年愛媛県生まれ。グラフィックデザイナーとして活動していたが、松山の地で先祖代々受け継がれてきた農地を自分の代で絶やすことなく継承したいと考え就農を決意。有機農業生産法人に勤務後、農業の理解を深めるべく日本各地を来訪。2020年4月に独立就農し「ドとソとミ」を開く。安心できる地元の資材を用いた無農薬・無化学肥料の循環型有機農法で育てた旬の野菜を旬の時期に届けたいと意気込む。