2020.11.20
エンバクとライ麦の播種。スタートラインに立つ。
ようやく全圃場の片付けが終わり、圃場ごとにライ麦とエンバクを分けて蒔いていきました。ライ麦は3日ほどで発根を確認して5日ほどで発芽しました。エンバクは2日遅れで発芽したようです。
〈発芽したライ麦〉
〈発芽したエンバク〉
この麦たちが来年の5月には刈り取られ、土にすき込まれて土に還っていくと考えれば非常に感慨深いものがあります。
就農前の農業研修では野菜を収穫したらそこで一旦サイクルはリセットされ、また土に施肥をして畝を立て種を蒔いていくといった具合で毎作ゼロからのスタートでした。
しかし、今年初めて自分で野菜の種を採ったり土作りとして麦を蒔いたりしたことで、来年以降へと繋がっていくんだなという事が言葉や文字だけではなく体験として得ることができました。
物事をもっと大きな視点で捉えることができたような気がしていて、この経験は自分にとって大きな意味を持つと感じています。
ここからが新たなスタートです。
今のところ畑には麦しかないけれど未来を想像するのが楽しくて毎日畑に向かう日々です!
〈こぼれ種から発芽したエンバク〉
ドとソとミ 松﨑
instagram:do_to_so_to_mi
松﨑悠生(まつざきゆうき)
ドとソとミ
愛媛県 松山市
1980年愛媛県生まれ。グラフィックデザイナーとして活動していたが、松山の地で先祖代々受け継がれてきた農地を自分の代で絶やすことなく継承したいと考え就農を決意。有機農業生産法人に勤務後、農業の理解を深めるべく日本各地を来訪。2020年4月に独立就農し「ドとソとミ」を開く。安心できる地元の資材を用いた無農薬・無化学肥料の循環型有機農法で育てた旬の野菜を旬の時期に届けたいと意気込む。