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2020.09.21

食欲の秋。愛媛のソウルフード『いもたき』

皆様いかがお過ごしでしょうか?愛媛では大きな台風が通り過ぎて少し涼しくなり、ようやく秋の気配が訪れてきたように感じます。

地元の産直でも出回る野菜や果物が秋らしく変わり始めてきており、見て回るだけでも楽しめる季節になりました。

我がふるさと愛媛県では、この時期それぞれの地域の河川敷で『いもたき』なるものをみんなで囲んで食べるのが風物詩となっております。※ 『いもたき』は醤油ベースの出汁に里芋、ゴボウ、こんにゃく、油揚げ、鶏肉、人参、椎茸などをいっしょに炊き上げるのが特徴。今年はコロナ禍の状況により残念ながら中止や縮小開催となっているようです。

『いもたき』のいもは里芋のことで、愛媛東部にある土居町が産地となっており『伊予美人』というブランド名で全国に出荷しています。

9月頭から産地でも収穫が始まったとニュースでも放映されていましたが、我が家の里芋もようやく収穫に漕ぎ着けました。

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〈収穫した里芋〉

今回作付けした品種は『女早生』という品種で、愛媛のブランド品種である伊予美人はこの女早生が品種改良されたものになります。

郷土料理にも使用される愛媛らしさのある野菜を今後とも作り続けていければと思います。

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〈さっそくいもたきを食す〉


ドとソとミ 松﨑
instagram:do_to_so_to_mi

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松﨑悠生

松﨑悠生(まつざきゆうき)
ドとソとミ
愛媛県 松山市

1980年愛媛県生まれ。グラフィックデザイナーとして活動していたが、松山の地で先祖代々受け継がれてきた農地を自分の代で絶やすことなく継承したいと考え就農を決意。有機農業生産法人に勤務後、農業の理解を深めるべく日本各地を来訪。2020年4月に独立就農し「ドとソとミ」を開く。安心できる地元の資材を用いた無農薬・無化学肥料の循環型有機農法で育てた旬の野菜を旬の時期に届けたいと意気込む。

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