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2018.08.03

色々テンペと夏野菜セット

年間通して多様な野菜を揃え、個人発送に取り組む農業スタイルに、いつも尊敬の念を抱きます。 細かい栽培計画と緻密な管理、袋詰めも種類が増えれば時間がかかります。創意工夫が必要です。

私の菜園では、卸への出荷が主流となり、個人の消費者に直接届けるという事にあまり取り組めていません。でも、その手法を模索することも大切だと考え、季節ごとのセット野菜発送に挑戦しています。それが『色々テンペと野菜セット』です。

テンペとは、大豆の醗酵食品です。地域で美味しいテンペを作る方がいて、私がその味に惚れ込み、我が菜園の5種類もの彩り大豆を使ったテンペを作ってもらう事になりました。これがとっても美味しいんです。

一番野菜が豊富で、種類が揃えられそうな時期に設定して、1ヶ月前に募集をかけます。セット数はたったの25、野菜は6品目程度。それでも、「数が揃うか?全てベストの状態か?」とかなり緊張します。今回のセットも、水害、干魃(かんばつ)が続き、詰め合わせる夏野菜の内容を変更したりしました。

なかなか苦労の多いセットですが、直接消費者の反応が感じられる直販は学びも多いので、ちょっとずつ進歩して続けて行きたいと思います。

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(5種類の大豆を使った色々テンペ)

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(野菜ボックス、夏色)

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松本真実

松本真実(まつもとまみ)
滋賀県 東近江市

1981年生まれ。大学院卒業後、分析機器の会社で研究職につく。会社員時代から在来種の野菜に興味を持ち研究調査に同行。さまざまな農家と出会って就農を決意する。三重の有機農業法人に2年間勤務した後、2016年、滋賀県東近江市で、菜園「野菜と旅する」を開く。

写真家の眼 松本 真実

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